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一宮きずなクリニック

抗生剤は普段使われるものでは主に、β-ラクタム系(ペニシリンやセフェム系:サワシリン、フロモックス)、マクロライド系(クラリス、ジスロマック)、キノロン系(クラビット、グレースビット)がある。 他にもあるがここでは割愛させてもらいます。 ホスミシンは割愛した抗生剤とも、上記3種類にも、どこにも属さない抗生物質で、その歴史は長いのですが、耐性菌ができにくく、抗生剤だけの作用ではない多面的な効果があります。

主に腸炎で使うことが多いのですが、腸管内では嫌気(酸素が少ない)状態であり、細菌が耐性を作りにくいことがあげられ、また、β-ラクタムと構造が似ており、ヒトと菌へ作用する選択制が非常に高く、安全性も高いのです。

またIL-2(インターロイキン2)をはじめとする体に悪い物質を抑え、白血球の役割を強め、炎症反応そのものを抑える作用が認められています。 そういったことから、ホスミシンを点滴(もしくは内服)して、その後に違う抗生物質を投与する方法もあります。 ホスミシンの時間差攻撃とは、1度ホスミシンを投薬していれば、細菌の殺菌作用があるだけでなく、増殖を抑え、炎症反応を抑えることができるので、ある種の病気や細菌以外では長期に使わなくてもその効果が発揮できます。

実は抗アレルギー作用もあるくらいであり、薬疹などの副作用もでにくいのです。

腸炎がひどい時は、ホスミシンの点滴をすることは理にかなっていますが、ケース・バイ・ケースです。

腸炎の原因や、よりひどい時は入院して違う薬の方がいい場合もあります。 ただ最初にホスミシンの点滴をしていても、それが他の抗生剤の邪魔をすることはありません。


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