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医療漫画のレヴューと取材

珍しい仕事を縁もありいただきました。 その後、日経BP社様から取材をうけました。 ランキングするにあたり、医師の目からみてどうか、というものでした。 私の推した、ブラック・ジャック、メスよ 輝け!、最上の命・明医 のうち、2000年からのしばりで、ということで、最上の命・明医のみがランクインされる形となりました。

医龍、ゴッドハンド輝、Dr.コトー診療所 が 次に続き、コウノドリやはその後に、ラジエーション・ハウスやブラック・ジャックによろしく、が続き、最後にJIN(仁)があり、それ以外はほぼ、同じかな、と思っています(2000年以降連載で、医療あるある、のような漫画はまた別、ということでした)

私の中での基準としては、主人公度の高さ(これは、人間みな自己満足で生きていると思いますが、その中でも最も尊い自己犠牲が強い、という点が医者には求められる、という点、で、間黒男(B.J)に敵う主人公はいないだろうし、日本人ならブラック・ジャックになってしまう、ということで2000年からという縛りいしたそうです)、また漫画が正しく、社会に影響を与えたかが2点目です。 3点目は面白かったかどうか、という基準です。

いい経験をさせていただきました。 医療漫画とあなどるなかれ、非常に漫画(活字しか読めない人もいますが)だとわかりやすい場合があるのです。 これを グラフィック・メディスン(英国で始まった考え方です、医療を漫画でわかりやすく、という意味です)と言います。 2020年は手塚治虫先生がかいた、きりひと讃歌 という日本で初めて医療を題材にした漫画が始まって以来、記念すべき50周年の年の年なのです。