心臓・血管の疾患

医師のスタイル

久しぶりのブログになります。

さて、私が医師になったころや研修していたころ、循環器内科医は実臨床において、虚血(ステント治療で詰まりそうな血管を拡げる)、心エコー(手術時期を見逃さない)、不整脈(発作性上室性頻拍やWPW症候群のアブレーション治療)の3つのうち、どれかが得意、という感じでした。 しかし最近のトレンドは、心エコーは検査技師がするため医師が専門にするには他のことを犠牲にしないといけないことが多くなり、多くの医師が虚血だけでなく、同時に最近増えた「心房細動のアブレーション治療」のために「虚血」+「不整脈」という組み合わせで研修する医師が多いと感じています。 消化器内科では、間違いなく胃カメラ+腹部エコーではなく、胃カメラ+大腸カメラの組み合わせか、それに加えて超音波内視鏡が主流の研修になってきていると思います。 もちろん心エコーも腹部エコーも医師はとれるように研修するのですが、医療が細分化され全てを極めることが出来なくなってきているのも現状だと思います。

さて、このブログは引用は禁止しています。

更新しなかったのは、知らない人に引用されることがあったからです。