留学経験はありますが、事情もあり通常2年か3年が医者の留学期間ですが、私は1年間というしばりがありました。 ただかなり働いたので、面接の時点で「1年なら発表や論文に名前を載せることはできない」と言われていましたが、AHAという循環器内科の学会では最も権威のある学会で oral(口述;英語で発表)での発表機会が与えられました。 論文にも名前がクレジットされています。 英語力は留学生としては「語学留学しにきたの?」というレベルで始まり、自分ルールでなんとか1年をやり過ごしました。 なにせ「英語漬け」が良かったのかもしれません。 あの頃とはもう同じレベルでは喋れないと思います。 当時も聞き取りはかなり苦手でした。 子供も2歳から3歳で連れて行きましたが、プリスクール(幼稚園)では、日本語は通じず、当初は泣いて泣いて、でかなりきつかったと思いますが、途中から幼稚園では英語で友人と喋っていたり、自宅では寝言、独り言が英語でnativeな発音で、私は聞き取れませんでした。

自粛生活もコロナの影響であり、映画を観ることが多くなりました。 面白いと思った映画は、2回目を英語字幕で観るようにしています。 例えば、俳優が「リベンジ」とは言ってないけども、字幕では「リベンジする」と訳されています。 セリフでは「pay back」で同じような「復習する」「報復する」といった意味です。 英語圏でマフィアが「リベンジする」ということはありえますが、日本語のカタカナ英語の「リベンジ」は、やや弱い意味で、頑張る、的な要素が入っています。 日本語字幕で、「リベンジするぞ」というのは、少し違和感を覚えます(日本人にとって、リベンジ、は弱い意味なので)
ちなみに、私が留学中に考えた英語圏で生きていく方法は、英語で喋ることはできるので、相手に対して、yesかnoかで答えられる質問をして、会話をしていく方法です。 日本人は喋ることは出来ると思います。 そして、その答えをシンプルにかえしてもらえば、なんとか生きていけます。 相手から喋りかけられ時はからなず確認で、自分が使える英語で、「その通り」か「違う」を返してもらって、こちらから質問する、という手段でした。

コロナの一旦の収束(終息)が見えてきました。 今後の生活は確かに変わりそうです。 例えば、学会はすべてオンラインにすればいい、と思っています。 東京なんかに開業しているとなかなか行けない。 聞きたい講演の時間や自分の発表の時間だけを診療時間外として、例えば、金曜日午前9:30から10時までと、土曜日10時から10:50までは休診です、とできる。

さらにモーニングレクチャー(7時から8:30まで)や、ファイヤーサイドレクチャー(18時以降の講演)は、学会の開催される場所に行かなくてもいいし、診療を止めなくてもいいので高知県という不利な場所にいても同じように聴ける。

いいこと、希望もあるなか、お笑い芸人の「松本人志さん」が、ツイッターで面白いことを言っていました。

「匿名はいいことをするときに使うべき」ということです。 学会も含め、全てがSNSでオンラインになってしまうとそれはそれで、その場の雰囲気もわからないし、匿名性で難癖つけてくる人がいたりすると厄介です。

2ちゃんねるなどは、大学時代に知り、見ていて気分が悪くなって以来、関わらないようにしています。

また詐欺のようなメールを送ってくる輩がいますが、どこから個人情報が漏れたか不明ですが、そういうことをして飯を食ったり、人を批判するのは、もう人ではなく、理性がない獣ですね。 私はそういう人間が大嫌いです。

しかも歯科医は、内科的な要素、診断もするわけです。 腕がいいかどうかも見た目でわかるわけなので、もう一度行くかどうかも「痛みがない(もしくは気を使ってくれる)」「綺麗になおった」で決まっていると思います。 私は「説明が多い」ほど歯医者は名医だと思っています。

あと、私自身は実は抜歯などのような血がでる処置、と分かっていれば、嫌気性菌に効果のある抗生剤を処置の2時間前に、ついでにロキソニンも飲んでから言っています。 抗生剤が最も効く時間帯は2時間後くらいからです。 直前で飲んでも意味がありません(点滴なら良いのですが)

歯科医にいかれる方は、心臓の弁膜症があれば絶対に(弁膜症にもよりますが)、そうでなくても抗生剤が必要な場合は最も効く時間に飲んでいくことをお勧め致します。

私が歯科医なら、「次回来る時の2時間前に飲んでください」と言って、抗生剤を渡すと思います。

院長ブログはほぼ毎日更新されています(書きだめしているものもあります)し、その他に著書やその他の書き物を毎日しています。

ここ数ヶ月、刊行されている読み物を読んでいて、「普段から文章を書いていると、書き手の心境がわかる」という能力、スキルが身についたな、と感じています。 私が毎日のように書いているブログにも、当然ながらその時の心境が投影されています。

そのため、たまに書く(日記ではなく、数ヶ月に1回人にみせる文章)人はその境地に達してないと感じました。

文章は、自分の意見を感情的に書くか、客観的な視点から書く、もしくは客観性のあることだけを書く(そこに自身の客観性のある私見を付け加える)、の3つに大別されます。

自分の意見を感情的に書く場合は注意が必要だと感じた文章をみることが多くなりました。 もうすこしブログよりも刊行物として残るものであるので、「きちんと」した文章で書けばその刊行物のレベルが上がるのに、というやや稚拙に感じる文章で、読み手を不快にさせる文章で残念な文章が多いと感じました。

相手がどう思うか、を考えながら文章は書かないといけないな、と思った反面教師の文章が続き、そこから学ぶことは多いと感じた次第です。 (書き手に対してどう、とかではなく、文章から心理状態が見透かされていることを書き手がわかってないな、と思う文章です。 おそらく読み手は何かしら違和感を覚える文章です。 そういった内容で、「なぜ、そういったことを書くのだろう? あとあと残る紙ベースのものなのに、自分で昇華できないのだろうか?」という文章だと感じることがわからないのかも知れません。 消すことはできないのですから)

新聞の広告の欄を見た方もおられると思いますが、「アーク歯科」の北村先生が書いていました。 私もクリニックで言っています。 なぜか口をあける(マスクを着用しない)治療、などが原因なのか、歯科医にしばらくコロナの時期はかからないように自粛、というわけのわからない不文律があるようですが、「思いっきり逆」です。

もちろん、感染症対策をしている歯科クリニックにかかることが前提ですが、コロナの時期だからこそ、虫歯や歯周病といった、慢性の病気、つまり高血圧のような病気は通院しないといけません。 虫歯が多く、歯周病が悪い人は感染症にかかりやすく、さらに心筋梗塞などの病気を発症しやすいことが証明されています。

どういった経緯で「自粛を」となったか不明ですが、信頼できるかかりつけの歯科医のもと、治療を続けるべきです。