近森病院の腎臓内科の吉村先生の外来となります(火曜日、午後)

ちなみに、4月は21日を除いて私もいますので、予約を取っている方はご安心ください。

高知県では腎臓を専門とする内科医はめずらしく、それも全国でもトップレベルの診断・治療が一宮地域で受けられるというのはかなり画期的なことです。

来ていただいた吉村先生に感謝しております。

新型コロナによって、多くの方が疲弊しきっているように思います。 「我慢の時だ」と言われても、放送されても、我々も我慢しているから、と言われても、「いつまで?」という明確な答えがないと、誰しもが疲れ切ってしまいます。

政府としても、はっきりとした答えを言えないのでしょう(だからと言って布マスク配布が正しい行動ではありませんが) 政治家や優秀な官僚も辛いところなのだと思います。

以前、ストレス耐性能力、ということについて英語論文を書きました。3年前のことです。 ストレスに強いかどうかは、「今自分が置かれている立場がわかる能力」「今後自分がどうすればいいかを分かる能力」「前向きに取り組む能力」と簡単にいうと3つの能力があるかどうかです。 新型コロナに関しては情報が圧倒的に少ないため、前2つに対してはどうしても見通しが立たない状態なのだと思います。 よって前向きに考えることができない。

私自身は、この新型コロナウイルス は1年後には季節性・流行性の感冒で、ワクチンもでき、内服薬のめどがつき、診療所でも検査ができる、という見通しがある程度予測しています。 そのため、今しなくてはいけないこととして、「自宅で自粛」ということが元々嫌いではないため苦痛ではない、ということもありますし、今現在も趣味である、推理小説の全く新しい「逆叙述トリック」を考えて書いて見たり、違うパソコンで(私は常に2個のPCを使うようにしています)溜まっている論文を書いています。

決して楽観視しているわけではなく、医師として持病のある患者さんにコロナウイルス をうつさないように、いろんな工夫を日常診療や生活でも心がけています。

今はTVなどで正確な情報を掴み、今後の見通しを正しい評論家の意見を聞き、自宅でできる運動をすることがいいと思っています。 共著で執筆させていただいたmook(図表が多くある本)では、私は、常に口の中を乾燥させないこと、ビタミンCをとり、ビタミンCを破壊してしまう喫煙をやめること、笑うこと、を書いています。 そのほかにも色々書いたのですが、文字数の関係で上記だけになりました。

さて、明日は休みなので、睡眠も大事ですが、論文を仕上げたいと思います。

今現在、症状がない人を、PCR検査以外で感染状態であることは確認できません。 そのPCR検査も確実ではありません。

現時点では、症状がある人には、胸部レントゲン<PCR検査<コロナウイルス をよく見ている医師が読影するCT検査、とされています。

ただし、PCR検査がやはり確定診断には重要です。 PCR検査をするかどうかは、その医師の判断によります。

当院からCT検査は取らずに炎症反応が強く、レントゲンで、まず違うだろけども、時代が時代なので、保健所に連絡してコロナウイルス のPCR検査やCT検査をしてら持った方もいます。 結果は 肺炎球菌による 肺炎 で、 コロナウイルス では全くなかった、という結果でした。

現在、「自分はコロナウイルス ではないか? 著名人も死んでいる、怖い」というストレスが相当な人にかかっていると思います。 当院としてできることとしては、①まずは電話相談823-9300 に電話してもらい、②一般の開業医にかかってもいいかどうかを判断してもらい、③問題ない、ということならみさせてもらう、というのが一番 当院にかかっている他の患者様にとってもいいと思っています。 ①の段階でPCR検査をした方がいい、というような方は、当院がかかりつけだとしても、行政に従ってください。 それが本人様のためでもあるし、高知県のためでもあります。

コロナにかかった人が悪いのではない、それを差別するのが悪い、と思っています。 ただ、本人に他の人に感染させてもいいや、という気持ちにはなってほしくない、と思います。 なので、行政に電話相談が大事であり、その行政がしっかりしてもらって、経済のこともあるでしょうが、日曜市やひろめ市場を3日間だけしめて、その後は解放する、という行為には医療従事者としては呆れ返っています。

珍しい仕事を縁もありいただきました。 その後、日経BP社様から取材をうけました。 ランキングするにあたり、医師の目からみてどうか、というものでした。 私の推した、ブラック・ジャック、メスよ 輝け!、最上の命・明医 のうち、2000年からのしばりで、ということで、最上の命・明医のみがランクインされる形となりました。

医龍、ゴッドハンド輝、Dr.コトー診療所 が 次に続き、コウノドリやはその後に、ラジエーション・ハウスやブラック・ジャックによろしく、が続き、最後にJIN(仁)があり、それ以外はほぼ、同じかな、と思っています(2000年以降連載で、医療あるある、のような漫画はまた別、ということでした)

私の中での基準としては、主人公度の高さ(これは、人間みな自己満足で生きていると思いますが、その中でも最も尊い自己犠牲が強い、という点が医者には求められる、という点、で、間黒男(B.J)に敵う主人公はいないだろうし、日本人ならブラック・ジャックになってしまう、ということで2000年からという縛りいしたそうです)、また漫画が正しく、社会に影響を与えたかが2点目です。 3点目は面白かったかどうか、という基準です。

いい経験をさせていただきました。 医療漫画とあなどるなかれ、非常に漫画(活字しか読めない人もいますが)だとわかりやすい場合があるのです。 これを グラフィック・メディスン(英国で始まった考え方です、医療を漫画でわかりやすく、という意味です)と言います。 2020年は手塚治虫先生がかいた、きりひと讃歌 という日本で初めて医療を題材にした漫画が始まって以来、記念すべき50周年の年の年なのです。