病院からのお知らせ

高知新聞への寄稿

奇数月の最終土曜日の朝刊の、「優しい社会」に寄稿をしだして2年半になります。 私は毎回、テーマをかえて、専門の心臓だけでなく、幅広く書くことを心がけています。

新聞社から、「利益誘導をする内容は載せれない」という指摘が一度ありましたが、確か「インフルエンザは咽頭所見で判断できないと医学書にはあります。 しかし10年以上前から理屈をもって診断の補助にしていましたが、論文にするという発想がなく、2011年に北海道の開業医の先生が論文化され、インフルイクラという名称が感染症医では有名です」と書いた文章が、1o年前から知っているというのは、一宮きずなクリニックの優位性を書いているので、医師でもない新聞社の医療に疎い審査員でボツにされ、「こういった論文があります」と書き直されました。

私自身の経験を書いたつもりですが、新聞社としては、「私しか診断できないことを書いている」という判断で、イコールそれは、「当院にきたらいいですよ」という誘導の内容はダメです、と返事がきました。 一言も、そんなことは書いたつもりはありませんでしたが。 以後も医療の実態をしらない人から、掲載できない理由が不明瞭ですが、患者さんがしっておけばいい、という内容がなかなかかけません。 一般的なことを書いても面白くないし、噛み砕いてわかりやすく、毎回テーマを決めて書いているのですが、新聞社からは毎回小出しで基準が不明瞭なことを言ってくるので書きにくい。 病院やクリニックの利益誘導は駄目、というのは分かりますが、私の書いている内容に、そういったことは今まで一切書いていません。 見比べてもらえばわかると思います。 「優しい社会」という欄です。

7月の最終土曜日の私のテーマは、「知っておいて損はない」というテーマで、患者さんが学会にいける、ということを主体に書きましたが、大幅に手直しをされました。 患者さんが読んで医療に興味を持ってもらい、そこでどんな手段で自分や家族などの病気について、医師の説明以外で最も早く情報を収集する手段をかいたのですが、「何をもって駄目なのか、明確な基準を書いたものを見せてください」とメールしたところ、そのまま掲載となりました(じゃあなんで駄目だったのかが、未だに不明です。 基準を教えてください、とメールしましたが、仲介役の人からも、駄目ではないようです、とだけ)

9月は心臓リハビリをしていると、腎臓の機能が良くなる、という内容にしようと思いますが、ユーモアを交えて、読みやすく、間違いがないように書きたいと思いますが、まだ未定です。

高知新聞含む、マスコミは、どうも偏っていると思う次第です。 もちろん、私が書いた内容をチェックしてくれたり、掲載できない正当な理由もわかることもあります。 しかし、日経メディカルの取材をうけたときも、手違いの手違いがあり、取材内容で、私が言った内容とは全く違う内容が書かれていたので、全て私が書き直しました(本当に全てです。 取材の内容で書かれた文面は全て私が書き直した文面です。 カメラマンさえいたらいい、という状況で、下書きだけしてくれれば、という状況でした。 福田大和、日経メディカル、で検索すると出てくると思います。 本来は私だけの取材だったのですが、弁天社から「聞いてない。福田善晴と聞いている」という日経メディカルとの行き違いがあり、私もそれもまぁいいだろう、と思って引き受けましたが、外来を1時間穴をあける結果になりました。そういった迷惑を考えない人たちでした) 日経メディカルは弁天社に委託したとのことでしたが、あまりにもずさんだったので(特集だったのですが、離島で働いている医師のことを、時代遅れの駄目医者のように書いているので、用心していました)、本社にメールしたところ、日経メディカルを辞めたOBの方が作った会社に頼んだ、ということでした。 なにせ、「あなたは宗教にはいっていますか?」と、取材では聞いてはならないことを聞いてきました。

皆様も、取材を受けたりする場合は、記事になる前に、一度掲載する予定の記事を見せてください、と言ったほうが無難だと思った次第です。 納得できない場合は、自分で書き直して、それを見せたほうが早いですね。 書かないなら、どうしてそういう記事になったのかを問い詰めたほうが良いです。