心臓・血管の疾患

no cost echocardiography、お金のいらない心エコー

下手くそ医師が撮ろうが、何年も修行した技師が撮ろうが、エコーの料金は同じ。8.800円。

その3割を払う必要があるわけです。 海外では、専門医が撮ると10万円で、まぁ保険でカバーされるわけですが。 非専門医の場合、1万円とやはり高い。 まぁそれくらい、エコーは同じ画像が出せれても、何を考えるかが大事ってことですね。 心エコーは、癌がないから、特に人によってどんな画像がでるか、はほぼ変わらない。 これが変わる人はまだ勉強中ってことです。

私が外来でコストなしの心エコーをする理由は、横になってもらった方が聴診(心臓に限っては)しやすいことや、心臓の動きだけでなく、左房から左室へ吹く血流速波形の速度の絶対値やパターン、また血管のボリューム(脱水気味か、溢水気味か、正常範囲か)は経時的ににないとわからない(人によって血管の大きさが違う)ので、毎回毎月、コスト無しの心エコーを6ヶ月している人もいます。 あとは、大病院でその方はお金をエコーで払っているので、またエコーかよ、って私なら思うので頂かない、というのもあります。 その代わり、主治医としてはその方の心臓の動き方を実際にエコーで診ておきたい、と思うからです。

調子の良いときだからこそ、心エコーをみてもらっておくと、何かあったときに比べられる、という利点もあります。