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花粉症の点眼薬とアレルギーの検査について

 

心浮き立つ季節ではありますが、ますます花粉症が猛威をふるっています。

 

当院では、花粉症で目の症状(アレルギー性結膜炎、と言います)が強い人で、点眼薬を希望される方には、「コンタクトをしていますか?」とお聞きすることにしています。

病院や診療所で処方されるアレルギーの点眼薬では「コンタクトレンズ」をしたまま点眼できる薬は2種類しかありません。

 

点眼薬は1日3~4回使用することが望ましいのですが、コンタクトをしている方は、職場などでは面倒なのではないかと思います。他院でも花粉症の点眼薬をもらう
ときは、

「コンタクトをしていても大丈夫ですか?」と相談するのもいいと思います。

もちろん以前から使用している点眼薬も処方できます。

 

また当院では、スギやヒノキ、ブタクサ、ハウスダスト、食品だとソバ、小麦などの項目を採血検査で、アレルギーがあるかないかを調べることができます。

食品アレルギーがある方は、近年子供さんだけでなく、大人でもおこりうる、運動誘発性蕁麻疹、運動誘発性アナフィラキシー(呼吸困難がおこり、血圧も低下する危険な状態のことです)を発症することがあるので、こうした症状に思い当たる節がある方はご相談下さい。

保険適用ですので、費用は3割負担の方で約4800円、1割負担の方で約1500円です。

 

食品のアレルギーがある方で、食べたあとは問題ないけども、その後運動することが危険な状態になることが多いことが報告されています。治療・予防として、該当する食事をとったあとは、2時間は運動しない、抗ヒスタミン剤(花粉症の薬ですね)を飲んでおく、血圧低下などを起こした人は皮膚科で「エピペン」という自分で注射をする薬を処方してもらう、などです。