男性の方で、50−60歳台のかたで、イライラする、不安感がある、元気や気力がない、などといった症状があれば、男性にも更年期症候群があります。
検査としては、男性ホルモン2種類を採血し、値が低ければ、漢方薬などを処方します。
それでも改善がなければ、ホルモン注射をしている大病院に紹介となりますが、まずはそういった症状がある方はお声をかけてください。
もし、LOH症候群だとしても、漢方薬数ヶ月で改善が見込める例も多くあります。
男性の方で、50−60歳台のかたで、イライラする、不安感がある、元気や気力がない、などといった症状があれば、男性にも更年期症候群があります。
検査としては、男性ホルモン2種類を採血し、値が低ければ、漢方薬などを処方します。
それでも改善がなければ、ホルモン注射をしている大病院に紹介となりますが、まずはそういった症状がある方はお声をかけてください。
もし、LOH症候群だとしても、漢方薬数ヶ月で改善が見込める例も多くあります。
偶然、エコー検査で見つかった場合、まず癌との鑑別が必要になります。 古い20年前の論文からガイドライン(治療の方針)はできていますが、癌でなかった場合、みなさんはどう考えるでしょうか? 癌ではないからほっておく、それも一つの考えでしょうが、医療保険を使わない検診のエコー(動脈、膀胱、前立腺、腹痛時の腸、卵巣はみてくれません。 人間ドック協会のきまりです。 高血圧で大動脈瘤などがあれば、非常に怖いと思うのですが、未だにその部分は変わっていません。
さて、私は表題にある病気が見つかった場合、1年毎(丁度検診をうけるような感じですね)に腹部エコーをしていくのが良いと思っています。 病気の場所、大きさで、癌化する因子であることも報告されているからです。
癌にはならないと言われた、という方もおられますが、あくまで日本の古い論文であり、医療は刻々と変わっていく中、なにもしない、は致命的に今後なっていくことを考えると、医療保険を使って超音波専門医にみてもらうのがいいでしょう。 2年に1回でもいいかもしれませんが、腫瘍マーカーなどを測定したほうがその場合いいでしょう。
諸説あると思いますが、胆嚢腺筋腫症によっては手術をしたほうがいい、となる場合もある事例も何例も経験しています。
もうバリウム検査をすることに疑問を持つ人もいると思いますが(私が最初習ったのは、早期の食道癌を見つけようとするなら、粘稠度の違うバリウムで衝動は2回みる、というものでしたが、そういったことをしている医師に今まで出会ったことがありません)、バリウムでも、胃カメラでも、「検査が陰性でも、これは以前ピロリ菌がいたに違いない」という、胃の粘膜が萎縮している人が多くいます。 原因は、風邪で抗生剤を飲むことが多かったり、肺炎や腸炎、手術などで入院し、治療に抗生剤が必要だったりすることが多かったりで、自然に除菌された方が非常に多い、と胃カメラをしていると思います。
胃カメラの説明時に、腸上皮化生、という言葉がひとつのキーワードですが、もはや胃の複雑な粘膜をつくれずに、腸の粘膜になってしまった中心に、癌ができやすい、とされています。 きっとそういった胃の粘膜をもっているかたは、1年毎の胃カメラ(少なくとも2年ですが、1年が確率的に癌が見つかった時に、お腹をあける手術をしなくていい可能性が高いのです)が望ましいとされています。
以前にも書きましたが、胃カメラという名前がいけません。 食道も十二指腸の一部も、私は声帯も喉頭もみています。 鼻からして、鼻腔内に悪性腫瘍が見つかった人もいました。 これは、通常右の鼻からするのですが、右の鼻にできていたので、ラッキーとしか言いようがありません。 かなり確率としては低い病気なのですが、早期であり患者さんはご存命です。
バセドウ病を薬でなおすことはできない、というものです。 治す、というより、「長期再発がない」状態にする、という考えがないと、甲状腺ホルモンを治療して10年経っている、ということが分かっていれば、測定するのに、ひょっとしたら一手、二手遅れる可能性があります。 循環器内科だけをしていては分からないことでしょう。
1/3が治療によって甲状腺機能低下症になり、1/3が治療に反応せず、外科的治療や放射線治療に回る、という感覚も大事です。
エコー検査では、まさに「再発したな」というエコー所見がわかります。
現在治療中が終わった方でも、「治った」という意識を持たず、動機などがあれば、来院してください。 その時に、総合内科医でなくては、循環器内科では、対応に遅れることがある可能性があります。
徳島大学循環器内科の佐田教授の名刺の裏には「我々は患者さんを断りません」と書かれています。 大きく徳島の医療を変えたすごい偉人です。 本州からも徳島大学の循環器内科には研究や研修でこれれる若手医師が非常に多いのも事実です。
医師国家試験になってから、誰を目標にするか、もしくは自分に対しての厳しい規律をつくるか、の2つのうちどちらかがないと、必ずドロップ・アウトする、と思っています。 私の父親である、福田善晴医師が、素晴らしい人格者であったので、私は医師に憧れ、その考え方に近づこうと努力しています。 父親がそこそこの医師であれば、私も勉強もしなければ、さぼることばかり考えていたと思います。
頭が良いから医学部に入った、だけ、の人は、そのうち、医師・医者ではなく、医療技術者になり、その技術の向上も元々なく、上がることはないだろうな、というイメージです。
自戒の念を込めて。