心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションの論文を英文で最近のものをきちんと読む重要性

以前にも書きましたが、死亡率を下げるかどうか、ですが、論文ではQOL(生活の質)はよくするが、予後(死亡率)に関しては、変わらない、という論文も多数あります。 確かに20年前の論文では「死亡率を下げた」とされていますが、よく吟味するとかなり怪しい。 図がまずおかしい。 今だに20年前の論文を持ち出す医師はいないと思いますが、私は長年の経験上「生活の質は必ずよくする」と実感していますし、患者さんへの説明もより具体的にできるのも、その理由の一つだと思います。 「予後はよくする」という論文は2019年の論文で、狭心症でステント治療をした患者さんで信頼度が高いものが、やっとでてきた、と思っています。
論文があるから、予後をよくします、は半分あっていて、半分間違いです。 きちんと論文をかかさず読まないと、全部間違いの知識になってしまいます。 結果だけを講演会などで聞いて、読まないとそういった答えにたどり着いてしまう。 なので、私は自分で論文を書くのが重要と考えています。 もちろん英文です。 そうすると、最新の論文の事情がどうなのか、調べざるをえないので、自然と勉強になるからです。