その他の疾患

花粉症について

風邪か花粉症かわからない場合、当院では鼻腔鏡という耳鼻科の医師が使う道具で鼻の粘膜をみるようにしています。 すごく簡単にいうと、正常の鼻の粘膜がピンク色、風邪なら赤色、花粉症なら白色で、肉でいうと、霜降り状にみえることもあり、鑑別になります。

副鼻腔炎の方では、タイミングがあえば、副鼻腔からおりてくる粘液をみることで診断ができることもあります(ただこの方法で診断しようとすると数分以上かかることもあり、現実的ではありません)

風邪と花粉症が合併していたら、そのときは炎症が強くでるので、粘膜は赤色になるので、花粉症がマスクされてしまいます。 今年花粉症デヴューしたかも? というかたには、吸入に加え、食べ物に対してもアレルギーをもっているかどうかの検査(採血)もできます。

ここ数年、小学生、最近では大人でも、炭水化物を食べた直後に運動することで、「アナフィラキシー・ショック」といって、血圧低下、呼吸困難がでて、QQ車を呼ばなくてはいけない症例が増えています。 そういった方には、食事後2時間は運動しない、普段から眠くならないアレルギーの薬を飲んでおく、ショックを経験した人は「エピペン」を皮膚科で処方してもらい、いざというとき自分で注射してショックになるのを防ぐ、という報告がされています。