医療でも家庭でも、すべてのことには、挨拶も含め、「一言」は重要です。

例えば医療では、挨拶することで本人確認、に繋がります。

こういったことが徹底できてない医療業種を含めた会社は倒産するか責任者を変更するべきだと個人的には思います。

あとは、物事について責任を負わない、他人のアドバイスを聞いてすぐに決断ができない人はリーダー失格です。 即刻、辞職願いをだすべきです。

契約はなにごとにも優先する、これは当たり前のことです。 医療は不確定ですが、病気の説明するときに、客観性のある統計的なデータをしめし、その方にあった話しかたで、対応するのが当然のことです。

よく医療者は社会勉強不足だと言われますが、上記などについては一部の人を除いて、一般の会社、杓子定規の役人よりも、きっちりしていると思います。

一部の上場の会社では、年功序列なのか、その人の人間性なのか、上司の教育が行き届いてないのか、もどかしくなることが非常に多いのも事実だと思うこの頃です(医療に置き換えると、信じられない事象が最近、私に降りかかり、私の有効寿命を短くすることに対して、困惑しています。 私もあなたも毎日忙しいのです。 それを貴方(会社)の都合で時間を作れ、はこちらの時間を奪う行為だと気づいて欲しいと思います。 できるだけ、勉強する時間をさくことを短くしたいと思っています)

 

非常に面白い会でした。 最近のトレンドである「多職種による、心不全への介入」がテーマなのですが、これに関しては、私は香川の四国こどもとおとなの医療センターで開設し、センター長をしていたこと、また、高知市で初めて外来心臓リハビリを解説したことから、「大病院」と「診療所」では、医師以外の理学療法士や管理栄養士などが、集まる会議は意味合いが違います。

今現在、高知県で、大病院と診療所で経験を有した医師は私だけだと思うので、診療所では、顔見せの意味があまりないので、今度香川で講演するときも、他職種カンファレンスは一考あり、違う方法もある、という立場です。

例えば、四国こどもとおとなの医療センターでは、私のやり方は、医師が「心臓リハビリ」をしている患者さんを必ず見回る、ということと、その日のうちに、担当した理学療法士、看護師との雑談ですませれていました。 これはカンファレンスが多く、出席できない人がいたら意味がない、ということでしていたことで、困ったことは実はありません。

講演されていた、先生もいろんな施設でのやり方がある、とのことでした。 ただ診療所では、そういった取り組みは、必要ない、と私は考えています。

医学生の頃、麻酔科医で半年仕事をして(その中には大学病院も入っていたり、一般病院もはいっていました)、半年は世界中を飛び回って遊んで暮らす、という「腕のいい」医師がいて、面白いな、と感じたものでした。

最近、女性医師で、麻酔科になって都内でフリーランスになっている方が多い、と聞きました。 20年前の非常識が現在では常識になっているんだな、と思いました。
さて、フリーランスといえば、先駆けは「放射線科医」だと思います。 ドクターズ・ドクター と呼ばれる放射線科医は、医師に教える医師、という立場で画像のプロです。 私の友人にもフリーランスになった放射線科医がいます。 ちなみに、中国の医師でフリーランスの放射線科医がものすごく多い様で、もちろん日本からもお願いできます。 全部英語で帰ってくるわけですね。 日本でお願いするよりも半額ですみます。 ちなみに私は、香川の画像医療センターの院長によくしてもらっていて、困った画像があればすぐに聞くことができます。 1ヶ月に1枚くらいでしょうか? 昔一緒に働いており、私自身も「この本だけは持っておけ」という放射線科医が必ず持つ本を買っています。 例えば、肺の結節のサイズなどによって、次の検査の間隔はどのくらいか、を書いたものです。 放射線科医もわすれる項目であり、必ず買い揃えるそうです。

もちろん私だけかも知れませんが、国内留学といって、大学病院から斡旋されて新たな技術を身につけにいくこともできます。 しかし私自身は海外に一度住んでみたい、基礎研究もしないと論文が書きづらくなってきた、という2つの思いがあり、徳島大学と国立善通寺病院の院長から推薦状をもらってペンシルバニア州のフィラデフィフィアにある、心臓血管研究所(日本語訳です)のラボに、面接をスカイプというパソコンの無料TV電話でうけて合格してはれて留学することができました。

ここまでで、留学するための条件が実はかかれています。 それは、自分がいくら行きたいと思っても推薦者がすくなくとも2人(しかも教授や大きな病院の院長、1通は所属する医局が普通)必要ということです。 あとは、医局に入ってから、すぐ行けるわけではなく、ある程度の貢献が必要になります。 とくに海外留学希望者は多いので、順番待ちです。
フィラデルフィアというとウッチャンナンチャンの内村さんが大好きだけど人に言いにくい映画(僕も同じ意見です笑)「ロッキー」の舞台です。 サバイバーのno easy way outを聴きならがトンネルを黒のフェラーリ、、、ではなくカムリで爆走できたのは感動ものでしたし、留学は人生観を変えてくれました。 海外旅行や数ヶ月のホームステイや語学留学では学べないことがたくさんありました。 推薦していただいた教授、善通寺病院院長に感謝するとともに、これから医師を目指す医学生は、どうせなら国内留学だけではなく、海外留学も斡旋してくれる力を持った医局に入るべきです。 もちろん、私のオススメはいきなり入局ではなく、一般病院にはいって揉まれてから、医局に入局して大学ならでの勉強をしたあと、さらに一般病院に派遣され、それから留学のチャンスを待つのがいいと思います。

地元だから、という理由で医局を選ぶのも一つの手だとは思いますが、思い切っていろんな可能性を秘めている医局に入るのもお勧めです。

診療所:ジェネラリスト(総合内科医)だけではなく、専門的な医療だけをするところも増えているようです。 内科分野では、総合内科医で、専門分野ももっていることが、かかりつけ医として、私は大事だと思っています。 一般的に、大学病院や大病院での研鑽・研究をした医師が、開業するわけです。 私は一人だけの医師の判断ではよくないと思い、紹介をさせてもらうことがありますが、それはどこも同じだと思います。

中・大規模病院:教育とは研究よりも、より実践的な医療を教えたり、教えられたりする場所です。 研究は、大学でやってきて知ってるはずだから学会活動などは自分でしてね、というところから、研究活動もしないとその医療機関においてくれない(私がそうでした)大病院まであります。 横のつながりもあり、徳島大学や香川大学だけでなく、高知大学の呼吸器内科の先生とも知り合いになれました。

大学病院:留学を斡旋したり、日々の診療は人数を限定して、難病については徹底的に詳しくみる、週に1回のカンファレンスは非常に厳しく、診療よりもカンファレンスの用意で時間がさかれる、だがそれがすごく後々のためになる、という機関です。 大学に最後まで残る人は教授になる人だけです。 それ以外の方は、最後は必ず開業するか他病院の勤務医(バイトなどで行っていた)になるのが通常です。

診療所を、教授までしていた人が、いきなり開業することもありますし、世の中わからなくなってきました。 ただ、何事もバランスと、信念が大事だと思っています。 開業せざるをえなかった人(追い出され開業)か、親の跡をつぐ形か、開業したい、という3パターンあります。 開業するなら、その前の準備が必要になってくる時代だと、医師になった瞬間から私は思っていました。 私は、医学書の執筆もしますが、なにせ本は題名です。 診療所も名前が大事だな、と思っています。 いい様に思えて、実はよくない。 失敗したな、と思ったらそうでもなかった、ということもありますが、熟考して考えたのが、きずなクリニックというわけですが、「フォント」に失敗したな、と思います。 どうも心療内科と間違われること、また、私は超音波専門医(高知県でも10人はいない)資格をもっているのですが、学会に入る時期が遅かったので(1回はいってやめて、もう一度入った時期が遅かった)、内視鏡専門医が、取得できませんでした。 徳島大学では、循環器専門医と、内視鏡専門医の、ダブルライセンスを持つ医師が非常に多いので、徳島県では、循環器内科・胃腸科 というところが普通にあります。 そこも私の遠慮が少しあり、消化器内科を入れなかったのも誤解を招く結果になったな、と思っています。