堀江氏(ホリエモン)の著書の内容に、「メールをすぐ返さない奴とは一緒に仕事をしたくない、時間の無駄だから。だから自分は短文(了解)だけでも、スマホで返す」という内容があります。 実際に、香川の医療センターで働いているときに、地域連携室から医師に言っても、「はい、またします」ということが多く(僕もそうでした)、威厳がある(怒ると怖い、ということです笑)医師が地域連携室長になってからは、午後16時に「おーい、福田先生、今日入院になった患者さんは、開業医の先生に返事書いたかー、必ず30分以内に書いておくように!」となってからは、その通りにどの医師も書いていました。 そういうのが信用につながる、ということを学びました。 留学でも、何かあったらすぐ相談(discussion)、ということを徹底されました。 時間がたって、報告(report)ではだめだ、ということです。
そういう視点をもつと、すぐにresponseがある人は非常に仕事を一緒にしていてやりやすいし、私もそう心がけたいと思っています(が、メールを見れてないこともあり、ご迷惑をかけることがあり、申し訳ないと謝ることも多いのですが)  当然メールは返す、とこの4−5年は心がけて来ましたが、そいう意識すると、全く返さない人がいることに気づきます。 その人のスタイルなのかもしれません。 ただ、そのスタイルを尊重はできませんし、反面教師、として今後はその人に対処するようにしています。
あとは、きちんと「あいさつ」が出来るかどうか、です。 なぜか被害妄想のように、挨拶をしない、しても、こちらをみない人もいます。 コロナ渦で、そういった場が少ないのですが、医師や同様にプライドが高い職種についている人に多い傾向です。 自分も得意ではない方ですが、chat(雑談)が非常に大事、と思っていますし、前提として、挨拶ができない人は社会人として失格なのでは? と思います。

もちろん1番はコロナウイルス の出現です。インフルエンザの重症化を防ぐことでコロナウイルス のワクチンがない現状、医療崩壊を防ぐことも国策としてあります。

それだけではありません。インフルエンザの迅速キットはA型かB型かを見分けることができますが、そもそも感染しているのにA型、B型と陽性とも診断できない場合があります。キットの正確性は60-80%とされています。最近では60%の報告が多いのです。病院にいって、「検査では陰性でしたが、周囲の状況や時期、症状からインフルエンザと診断します。この時期はA型だと思います」ということを言われたことが誰しもあると思います。 つまり医師は結局のところ検査を盲信してないわけです。私自身、インフルいくらを2017年い高知新聞に寄稿するまでも10年以上咽頭所見を重要視して来ました(論文にしようと思ったら、2010年に開業医の先生が論文にしており、2018年にその追加試験が大きな病院でも行われ、「見慣れた医師の咽頭の所見は迅速キットよりも正確だった」という最終報告もあります。ただし小児では喉の奥が見にくい方もいます)

2番目の理由は、今年はとくに上記のコロナウイルス の蔓延もあり、咽頭ぬぐい液による検査はしない方がいい、という潮流が大きいのが現状です。 医師が診断し、タミフル(などのウイルスが増殖するのを防ぐ薬)を内服してもらうかどうか、安静にして、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤や、咳や鼻汁の症状の苦しい症状をとめて「タミフル」の副作用をださずに、治るのを待つ方がいいのか、の判断を医師がするべき、であり、その際に重症化しにくくなっていた方がウイルス性肺炎などにならないため、本人のためにもコロナウイルス は疑わしくない、という状況を作っておくべきでしょう。

 

コロナウイルスに関して、協力医療機関が本日(金曜日)発表されています。 前回は診療所が全く手をあげなかったので、知事が診療所レベルで行うことを要請する、という流れもあり、本日では「逆に」病院が手を下げ、診療所で手をあげるところが出て来た、というものです。 導線が通常診療で来られた方とコロナ疑いで来られた方は絶対にすれ違わないような工夫をしないといけないので診療所ではそれが可能なところ(時間的なことでも可能でしょう)でないと、院内感染を引き起こす可能性があるため前回の時は候補に手をあげなかったのが、検査ができるように導線を工夫したのか、もともと導線は工夫していたが、要請などでするようにした、と思います。(当院ではもともと3月初旬から導線を工夫して、車でまってもらうことが前提、としていました。相談センターへの電話のお願いも、かなり早い段階でしていました。今は当然になっていますよね。医師会の方からのガイドラインができたからですが、その前からしていました)

コロナウイルスで最も厄介なのは、陽性、とPCR検査でいえても、陰性100%とはいえないことです。 陰性の方の中にも感染者がいる可能性があるわけです。 それは病院内の問題ではなく、街中でもそうですし、飲み屋でもそうです、どこでもそうです。 逆に待合が広く、感染対策を徹底している診療所の方が「安全」ともいえるでしょう(食事の際にはマスクを外すしかないですよね、しかも喋りながら、コロナウイルス 感染症は症状がないのも厄介です)。当院では、今現在は、コロナウイルス を否定しないといけない人は保健所に連絡して、PCR検査を受けに行ってもらうようにしています(通常がこの対応です) この対応でも患者さんにとっては非常に時間を取らせてしまうし、通常受診している方をだいぶ待たせてしまうことも経験的に分かって来ていますが、院内感染を防ぐには最も適している、というのが今の私の考えです(インフルエンザの季節になってくれば対応を変えるようにしますが、通常受診の方への影響はでないように工夫します)。保健所で対応する人によってまちまちなのが時間をとらせる要因の一つです。 当院で唾液検査(これをするには30分間患者さんの前で医療従事者が見ていないといけません)を採取したり、粘膜からの抗原摂取などは、手をあげていないので、していません(PCR検査は私が留学中にもしていた検査方法ですが、DNAやRNAがそこにあると100%陽性といえますが、マウスの実験とは違い、人体から採取する際に間違いがあれば、その検査(PCR)は意味がなくなりますし、そもそも検査が全てではありませんし、コロナのPCRは2回しないと意味がない理由は、陽性的中率が低いことなのですが、2回の検査も今はされていないのが現状です) そもそも、私が3月初旬に「コロナ相談センターに電話を先にしてもらい、その判断後にみさせていただく」としたのは、感染が非常に多い東京の複数の友人からのアドバイスからしていました。 しかし、どうも「今になっても」高知の保健所で「まずはPCR検査をしましょう」と言われた方は私の知る限りおらず、「もよりの医療機関へ」という電話対応しかしていないように見受けます(もちろん、濃厚接触者などの方にはそれ相応の対応をしていると思いますが、いざ当院にきて、これは保健所でちゃんと聞き取っていたのか?と疑ってしまう症例もあります)。 県外に仕事で出入りする家族がいて、それが大阪であったり東京であったりして、複数の人と会う仕事しており、その方と同居している親がいくら自宅内と買い物だけにいっていたとしても、発熱39度なら、保健所でPCR検査誘導が望ましいと思いますが、今の保健所はそこまで聞き取りをしていないように思います。 その方がそうでなくても、不特定多数の人と会った人で発熱、また不特定多数の人が発熱していなくても、その人と濃厚接触がある、例えば一緒に住んでいる方、はまずはPCR検査を1回でも良いので医療機関受診前に検査の誘導をするべきです。 あまりにも杓子定規な質問だけのような聞き取りなのでは? 水際対策が必要によりなってきています。 どうか保健所の方には、より聞き取りとPCR検査が必要な方は必ず誘導をその時点でしてもらいたい、と節に願います(電話だけで判断できない、というのはわかりますが、医療機関でも問診するだけで、PCR検査はした方がいい、という人がいます。 今現在当院では陽性の人はでていません。 またPCR検査を!と書いていますが、症状のない人に、間違った陰性をだす可能性がある検査なので、全員に検査、はナンセンスですので、保健所の対策、対応も難しいのは分かります。 ただもう少し検査をする必要性んある方の閾値を下げて欲しいと思います。 本当に相談だけで、医療機関に行ってもいい免罪符のようになっています。 そして、問診(もちろん、その他の診察もします)だけで、依頼すると「それはPCRの適応ですね」という保健所の対応はどうなのか?と思います。 県策として、すぐれたところは、スピード感が違います。 高知は何をするにしても、遅い、か民間に丸投げ、状態に思います。 リーダーシップを発揮して欲しいと思います。 Go Toキャンペーンがよかった、といった次の週には非常に感染者が多くでました。 そんな県です。

私は以前は、ジウジアーロという車のデザイナーが手がけた車が好きで、スバルが好きだったので、インターネット・オークションで60万円代でSVXアルシーネを買いました(落札しました) 基本的に限定車しか買わない主義を持っていた時期だったので、「S3」限定500台を狙いました。

買って1年でエアコンの調子が悪くなり、徳島スバルや、イエローハットにいっても「直せない」「買いなおすしかない」「エアコン部分だけ廃車になったものから流用する方法でうまくいくかどうかは不明」と言われたときに、香川に転勤となりました。

善通寺市にある「オークス・オカモト」というスバルの車も扱うけども基本的には町の整備工場があります。 社長は私よりやや年上で、メカニックでもあり、営業もしています。 他にメカニックは1人だけで、電話の番は母親がしている、という店です。 善通寺市にいる、いた人はしらない人はいないんじゃないかな、と思うくらい有名です。

すがる思いでそこに持ち込んだら、「なんとかしましょう」ということで、3日後に「直りました」、と! 原因は不明だったのですが、「エアコン部を全て分解し、1から組み立て直したら直りました。 これはちょっとしたテクニックで1度は試す価値があるんですが」とのことで、それから10年以上エアコンだけは壊れていません。 感動し、母型の祖父に軽自動車をここで買いました(今は、福田心臓・消化器内科に寄付しています)

今、何か壊れれば、ここ、という町の整備士さんは高知に私はいません。 非常に不安です。 香川時代が恵まれていたのでしょう。 ちょっとしたことでも相談にのってくれて、腕もいい、となれば、かかりつけ医のように、かかりつけ整備士が欲しい、と思う今日この頃です。

感冒症状ほど難しいものはない、と教えられ来ました。 何事も先入観は駄目、ということです。

さて、コロナウイルスでより、感冒症状が一気に敷居が高くなりました。 悪いことだけではないとは思います。 今までは、「風邪でしょう」というだけの、医師もいて、それはそれでいいのですが、「医師としての使命感」が試される時代になっていると感じています。

医師は生涯研鑽が必要です。 保身のための研鑽だけでは駄目です。