虚偽の内容の書き込みをした方は、確実に特定されます。 インターネットの時代でそんなことは常識ですので、分かった上で書き込みをしているのだと思います。

そのため、虚偽の内容で当院の診療内容を否定されるのであれば、当然信頼関係など築けません。 その方の名前をホームページに載せて、「○○ ○さんは当院ではみることはできません。」とした方が、その方のためにもなるでしょう(もう当然当院には診察で来られることはないでしょうが、万が一来院されることがあったらその時に断るのは当院のストレスです)

2019年、医師の応召義務が変わり、信頼関係が築けない方の診察要求は断ってもいい、となっています。 嘘の内容をかかれた当方としては当然そんな方(その方の奥様の診察依頼でしたが)はみえません。

いくら丁寧に患者さんにとって一番良い方法を説明しても「医療機関が診療せず、救急がいい」というのに腹が立つ! という書き込みがありました。 (その方は今後当院での診察は医師の応召義務からもお断りさせていただきます、人物の特定をしています)

書き込まれた内容は事実と全く違うことであり、法的手段をとることにしています。

医療機関になら何を言っても書き込んでも相手は何も感じない、と思っているのなら、攻撃型人格障害であると思われます(精神科の医師より)。

決して医療機関で働くものにとって、まして事実と異なることを、自分に都合よく書き込むことは人間的にどうかと思います。 我々も人間であり、適切なアドバイスをしたにもよらず、精神的ダメージを与えられ、非常に苦しんでおります。

口コミ自体は私はみないようにしていますが、どうしてもHPの更新時などに目についてしまいます。 大変感謝してくださっている方もいるなか、何を書いてもいい、と思っている方もおられ、今回そういったことがあることから「より予約制であること」を高めることとしました(書き込みをした特定している人物から、もう今までの方針をやめることとしました)。 今までたくさんの急な症状で困っている方を受け入れてきて、ときには電話での症状を聞く限り救急病院に直接いくほうがいい、というアドバイスも送ってきました。 そういった今までの適切な医療を完全に否定されたことを悔しく思います。

もし、電話して断られる可能性があるのなら、そういった医療機関にかかりたくない、という方は最初から当院に電話をせず、また当院に初診でくることはやめてください。 要は相性の問題だと思います。 今まで通り、みえると判断した患者さんは受け入れるし、明らかに一介の町医者レベルではみえない、という場合には救急病院をお勧めさせていただく方針は変わりません。

電話したり、直接受診して、必ず断らない医療機関を希望されるなら、当院を初めから選ばないでください。 いくらこちらが親身になって医療をしていても、犯罪紛いの行為を当院としては受けたくありません。 医療従事者は患者さんを悪くしようなどとは決して思っていません。 いつも適切な医療を提供しようと、昼夜勉学に励み、最も良い方法を常に考えています。 そういった努力を踏み躙るような書き込みはなくし(揚げ足とりのように感じます)ていくようになれば、良いと思っています。 ここで一つ例を挙げますが、妙に具体性のない評価の高いものはお金で評価を上げているだけです。

「思ったより待った。星一つ」「受付の態度が気に入らない。星一つ」、書き込む前に、書かれた相手のことを考えたりしないのかな、と思います。

そもそも評価が低くても通常受診されている方からあたたかい言葉をいただくことが最も重要だと思って診療しています。 たまにみる評価は高いものだけみると嬉しいものです。

当たり前ですが、当院では(も)「いつでもなんでも電話をすれば診させていただきます」という訳ではありません。

事実と全く異なる(電話内容は全てメモをとって記録していますので、当時の状況や症状は把握しています)あまりにも酷いことを書き込まれていることを友人から知らされ、どうもご納得いただけない方がいるようです。 ご理解いただけるように説明できなかった私の不徳の致すところかもしれません。

しかし当院に損害を与えるような行為に対しては法的手段(刑事訴訟、民事訴訟)を実際に今までも実行させていただいております。 今回のケースでは刑事罰を念頭に置いて検討しています。 今後どのようなSNSへの投稿も追跡可能な状態に既にしています。

Reviewする、つまり査読する、論文を。 人の論文に対し、投稿された雑誌から編集長を務める医師から査読者の医師2名が選ばれ名前を伏せられてそれぞれの考えでその論文を通すか、または通さない、しかしアドバイスを与える、という仕事である。仕事といってもお金をもらえるわけではなく、編集長にったり、編集部に属さないと名前は雑誌にクレジットされない。 中国などではreviewerは仕事は大変な肩書きで仕事を探す上で必ず面接でアピールする、と留学中に聞いたことがあります。 日本ではこの肩書きは非常に大変な割にしていても評価をあまりされない、と感じています。 私自身は日本心エコー図学会(英文です)とヨーローパ心エコー図学会のreviewerをしています(といっても最近は各雑誌から1年に1枚頼まれるかどうか、という感じです)。 最近、基礎医学の医学雑誌(かなり権威のある)からreviewをしてくれ、というメールが来ました。 留学中にラボがだした論文に私の名前がクレジットされていたから、私の普段の専門が基礎医学だと勘違いされたのかもしれません。 丁重に断らせていただきました。 面倒だから、ではなく、専門ではない分野の論文に対して査読する行為自体が気がひける、ということもあるし、単に私の実力不足(その分野の論文を直す)も考えてのことです。
開業後、毎年最低でも2枚の論文を英文で書き、インパクトファクター(雑誌の権威をあらわす数値です)が少しでもある雑誌に、と思っていましたが、なかなか通りません。 ただ開業医が知識や腕を維持する方法の一つが論文を書くこと、out putをすることだと思っている私は今後も論文を書くことが重要だと思っています。

昨日、漢方薬を扱う「ツムラ」の営業の方が来られました。 資料をもらいましたが、会社で発行しているものだとばかり思えるほど出来が良く、非常に使いやすいものでした。 仕事に対し熱心な方なので「まさか自分で作った訳ではないですよね?」と聞いたところ、「自分で作成したものです」と。
まさに「期待以上」のことです。こういう方がプロフェッショナルなど痛感いたしました。

製薬会社の営業の方をMR(medical representative)さんと一般的に医療界では呼びます。 MRさんは徐々にコロナ禍で訪問を断っているクリニック、病院があるなか、人数がへっています。 しかしこのような人はきっと今後のMRさんは必要だ、と思わせてくれる存在だと思います。

我々開業医(勤務医でもですが)はMRさんからいただく情報は非常に有益です。

他にも優秀な方が当院を担当してくれているので助かっています。

やはり、プロだな、と思う人とは本当に仕事がしやすい、と考える次第です。