まず大前提として、私個人は、天皇が変わるたびに、元号をかえる風習をなくした方がいい、と合理的な考えで思っています。 システムの変更や、医療をしていて、ダブルスタンダードがあると分かりにくいし、グローバルに考えるなら、別に令和はいいとしても、病院をはじめとするいろんな書類は、すべて西暦で統一した方がいい。

さて、日本古来の格式を重んじるなら、どう考えても、Leiwaです。

英会話を習った人は気づいているかもしれませんが、

また私が気づいた極端な点ですが、

Rは外国人っぽく、巻き舌で。 Lは日本語っぽく。 と思っています。

Levelは「レヴェル」と、riverは「ゥリィヴゥァー」と発音するはずです。

つまり、Reiwaだと、「ゥレィイワ」となってしまいます。

だいぶ、医療と関係ない話になってしまいましたが、大型連休のうち3日間の診療の最後は明日としています。 飲まないとステント治療をした部位に血栓ができてしまう、また心房細動で薬を飲まないと脳梗塞を起こす、などの人で、予約をとっていて、来られていない方が本日いましので、連絡をさせていただいています。 予約外の方で、薬が足りなくならないように注意してください。

ヒトの細胞が生きて活動をしていくためには、血流、糖、酸素が必要です。

糖が血管から細胞に入るときにインスリンが必要なのですが、「インスリン抵抗性」とは、血管と細胞の間の壁が分厚くなった状態、と言えます。 しかし細胞は糖を求める。 よって、人体の反応として、インスリンをあげ、血液中の糖もあげて、供給しようとする、これが糖尿病です。

風邪は万病のもと、とはよく言ったもので、確かに「感冒ほど難しい疾患はない」と思っています。

感冒の症状で全く違う病気だった、ということもあるので。 なので私は、処方をして、「3日目で症状が増悪したり、改善していなければ再度来院してください」と言っています。 感冒なら3日でなおるはずですし、気管支炎と診断し抗生剤を処方した場合でも3日目には効果がでているはずだからです。

さて、「インスリン抵抗性は大病のもと」という造語をつくってみました。 インスリン抵抗性が高いと、もちろん糖尿病になって失明・透析などになりやすく、免疫力が低下して、「癌」になりやすく、また心臓・血管病にもなりやすいことがわかっています。 脳梗塞や心筋梗塞ですね。 インスリン抵抗性を下げるには、なにせ有酸素運動です。 それがどの程度かを調べて、「運動処方」をするのが、心臓リハビリです。 調べ方も色々あり、重症のかたも含め、調べ方も最低5つは知っておくべきでしょう。 私が大きな病院で研鑽せず、見学だけした人が心リハを専門にしてほしくない理由がここにあります。 私は、見学(意味がない)<研修(それだけでは自分だけではしてはいけないレベル)<研鑽(期間、病院のレベルによる)<研究(病気について考えなし? 私には考えられません。 研究という言葉には人体実験みたいな響きがあるかもしれませんが、徳島大学第二内科、また今の循環器内科では、研究しない臨床家は肩身が狭い思いをするほど、研究が日々大事だと教えられてきました。
人の言ったことを真にうけて、新しいことを突然始めるのは、プロじゃない。 医者もそうですが、その他の会社勤めの人も、プロであるべきだ、と考えます。 根本的なことが大事だと思っています。

私はペンシルバニア州のフィラデルフィア(フィリーと言います)にある、CVRC(cardiovascular research center:心血管研究センター)でまさに四苦八苦していました。 ラボの歴史上最短でSSID取得と車を買うことができ(それでも3週間)で、仕事もろくすっぽできない状態で、そろそろくる妻と2歳と0歳の娘を待つ準備をしながら、2冊目の本(恋する心エコー《実践編》)も執筆が終わる頃であり、非常に疲れていました。 ただ、14-15時間をかけて、私の母も一緒に来て、ついた4人はまる1日寝っぱなし状態でした。 聞けば、母は長女を飛行機の中であやすために抱っこして何時間も歩いていたそうです。 そんな母をロッキーステップに連れて行くと、「この階段8◯段やわ」と、うーん、こやつなかなか目の付け所が違うな、と笑ったものでした。 母が5日後に帰るときには、私が朝一番で連れて行った(その日の朝はラボを休み扱いとなった、9時に間に合うのに、、、) 英語が全くできない当時の母でしたが、持ち前の馬力で大きな人の群れの中をグイグイと帰って行ってました。
さて、我々夫婦も「いずれは行きたいね」という、フィリー。 いつになったらいけるのか。 マンションのガードマン(というには高齢すぎる)、エレノア、クリフたちはどうしているのか?
エレノアは次女を「dollable」と言って可愛がってくれ長女には絵本を何冊もくれた、2mはあるクリフは長女といつもハイタッチして、「Oh, my cousin!」と親しみを込めて遊んでくれた。 留学で親しくなったドクターが今まさにフィリーに学会で行っているそうです。 羨ましいですね。 開業医はそうはいかないので。

高知市(高知県といっても良いと思います)で、外来の心リハを私が最初に初め、関わっている期間ももっとも長いと思います(香川での経験を除外しても)。 香川の大病院のセンター長で重症患者さんの経験・研究をしたことを、高知に持って帰って来た、ということです。

最近は高知でも外来心リハをするところが増えて来ています。 良いことだと思います。

ただ私は「経験なく、心リハを教科書通りにするのはどうかな?」と思っています。

画一的に淡々とするのは、心リハではありませんし、経験・研究なくして、専門とは言えません、そもそもですが。

クリニックでは臨床心理士がいないため、医師がその分野をカバーするための研究結果を論文にしたのです。 外来心リハをされておられる場合、参考にしていただければ幸いです。 もちろん論文ですので、世界初の研究結果ということになります。