当院でも処方可能です。 蜂に刺されたことのある方は、2回目が怖いのです。 抗体を持ってしまう確率が20%ほどあります。 気管支喘息を持っていたり、IgEという採血検査で高値を示す方は要注意です。
またアレルギーと隣り合わせの仕事をしている方も要注意です。
エピペン を持っていると、そういったときに自分で自己注射したり、救急隊員に打ってもらうことができます。
ちなみに、自分で自己注射をした方は、必ず救急車を呼んでください。 おさまったからおしまい、ではなく、その後のことも心配だからです、。
当院でも処方可能です。 蜂に刺されたことのある方は、2回目が怖いのです。 抗体を持ってしまう確率が20%ほどあります。 気管支喘息を持っていたり、IgEという採血検査で高値を示す方は要注意です。
またアレルギーと隣り合わせの仕事をしている方も要注意です。
エピペン を持っていると、そういったときに自分で自己注射したり、救急隊員に打ってもらうことができます。
ちなみに、自分で自己注射をした方は、必ず救急車を呼んでください。 おさまったからおしまい、ではなく、その後のことも心配だからです、。
これは私自身の私見です。 今まで「普通はこうだから」と言われていたことを、「なぜなんだろう」と疑問に思い、自分で調べても調べきれない場合、私は躊躇なくその道の、エキスパートに聞くことにしています。
研修医時代からそうしてました。 それで全てが理解できる一言(金言)が聞けるからです。
開業医となった今でも、まずは自分で調べる、分からなければ聞くという、もやもやしたままの考えをなくすことが重要です。 これを怠ると、自分の医療技術が上がりません。
昨年ごろより言われてきたことであるが、Lancet誌がいろんな報告をまとめたreview(論文をまとめたもの)をだしました。 日本ではなぜか、あたかも治療がある、かのように言う方もおられますが、「病態が良くなる対症療法がある」というのが間違いがないと思っています。
今までは、アミロイド蛋白が脳の中で増えることによって、老人斑というものを形成し、それが脳神経細胞の一塊である、ニューロン、を破壊していると考えられていました。 私もそういう風に習いました。 しかし、アルツハイマー病の患者さんに前向きな気持ちになれる音楽、運動、介護をすることで、患者さんの欲求不満や不安を減らすことはできても、病気の進行は止められない、とされています。
動物実験ができないことが病気の解明に遅れている、とされてもいるようです。 現在、薬剤としては、神経を保護したり、脳内で減っているアセチルコリンを増やす薬しか認可が降りていません。 私が留学から帰ってきた時に「画期的な薬ができるかもしれない! 脳内のアミロイド蛋白を減らすことができる注射薬だ」という論文をみましたが「失敗」という結果で、患者さんは、病気を遅らせる可能性があるかもしれない薬を飲んでいる状態です(ちなみに日本が最多だそうです) さて一番今注目を集めているのが、ウイルス(しかもヘルペスウイルス(といってもいろんな種類があり、そのなかの2種類))が、以前から言われていた、脳内の神経のつがなりを絡ませるタウ蛋白を炎症によって作らせる、という説です。 アミロイド説が間違っているわけではなく、良い報告もあり、効果はあまりないという報告もあります。 つまり、アミロイドを減らし(これはもうできている)、タウ蛋白も減らし、脳の中の炎症をとり、さらにウイルス薬を混ぜた薬がいいということだそうです。 しかし、Lance誌のreviewの中で報告している、NEJMという雑誌の昨年の報告では、発症するかなり前の段階から、何かしら脳に障害を受けている可能性が高い、とも書かれています。
つまり薬ができても、いつ投与されれば良いのかの検証もできていない状態です(もっと言えば薬もできていません)
よって私は、非常に効果がある方もいます(実際脳内のアセチルコリンが少なくなっているのは確かなので)ので、内服のアリセプトか貼るイクセロンパッチ(=リバスタッチパッチ)を使い分けるようにしています。 1日2回内服のレミニールは神経保護作用がある、とされていますが、否定的な論文を散見するため、効果が実感できる2種類をメインで使用していますが、患者さんが薬はちょっと、という方には無理に進めていません。 ただ、悪くなるようならご家族にも言って、「決め手となる、野球でいうとストッパーのような薬ができるまで、中継ぎピッチャーのような感覚で内服してみてもいいでしょう」と言っています。 運動や音楽、趣味を作ることは非常に大事ですが、病気の進行は遅らせてくれません。 不安感がなくなるので、「良くなったかのように見えるだけ」、というのが現在の見解です。
もちろん、甲状腺のこと、脳の器質的な疾患の除外、ホルモンバランス、うつ状態、などを除外しないと病気として扱うことはしてはいけません。 10年以上も精神科で統合失調症と言われた方が、四国こどもとおとなの医療センターで、検査を先輩の内科医師がしたところ、月経時にともなう脳の障害であり、ステロイドをのむことで、全く症状がなくなった、シーハン症候群などを目の当たりにしているからです。
県や市町村は、ことことを踏まえ、認知症に対する考え方を改め、介護の力が必要なのはわかっていることであり、病気の進行を遅らせないとしても、普段の対処療法になると考え、介護度を上げるようにするべきでしょう。 もっと言えば、要支援にするような人はすでに、認知症がかなり進んでいる、と論文をみると考えるべきで、要介護にするべきでしょう。 一度論文を見て診たら良いと思うのですがそんなことをする役人をしりません。 役所仕事と悪い意味で言われても仕方ない、税金泥棒の方がいるのも事実なのです。
6月も終わりですね。 JAMA (Journal of the American Medical Association:米国医師会が出版する権威ある医学雑誌)に、アスピリンは今まで当たり前のように飲むのが当然、となっていたが、こと明らかな病気をまだ発症していない人などについては、慎重に決めることが今後重要になってくるだろう、という論文を出しました。 内容はやや複雑になるので割愛しますが、簡単にいうと、患者さんのメリット・デメリット(出血)と、忍容性(飲むことが可能かどうか)などを考えること、また今後の疫学研究が大事ということです。
ただ、絶対に飲まないと、心筋梗塞や脳梗塞を起こす(すでに知らない間に起こしている場合もある)方は飲んだ方がいいでしょう。 次に発症するときは、命に関わるからです。
医師がしている仕事は、理系だけでなく、文系の能力も必要です。 飛び抜けた医師はどちらかが、もしくは理系が飛び抜けて文系はそこそこ、という3パターンです。
まぁまずは理系の能力がないと、医師にはなれないし、なっては駄目だとも思います。
私が一番嫌なのは、理系の能力がほぼないのに、世渡りだけで世の中のためになってない医師がいること、です。
四国の医療は10年遅れていると言われることがありますが(実際に国内留学で四国に来る医師は非常に少ない)、私は働いた病院でどれだけ考えて働いたか、良い上司(戦友)に巡り会えたか、自分の目標を明確にしているか、が分かっていれば、四国内でも全く問題はありません。
※ただ、私が研修をしていた京都第一日赤の救急外来の作りは非常に良くできていて、それが今の高知の建物では見たことがないのも事実です。 基本的な考えが違うのかもしれません。 周囲の厳しい環境、患者さんの肥えた目など、一流病院で働くことは重要です。 その辺の適当な病院でダラダラするなら、開業して自分で勉強した方が世の中のためになるのも事実です。 ちなみに、ダラダラしていた医師が開業する理由は本当にくだらないもので、必要とされてないだけ、の一点です。 つまり追い出され開業というわけです。