今日は花火大会ですね。 私もここ数日は診療後も、仕事や勉強会の講演の準備で自宅に帰れてない日が続いていましたので、本日は花火を楽しみたいと思っています。
当院は、8/11から8/15まで休診とさせていただきます。 ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
通院していただいている患者様については、休診中に急変しないような処方、説明をさせてもらっているつもりです。 しかしもし何か体に不調を感じたら、我慢せずに救急病院の救急外来に受診するようにお願い申し上げます。

明日、8/10は診療をしています。 不安がある方は受診をされてください。 昨日(8/8)に受診された方で、お盆休みに一人暮らしということもあり、希望もあり入院を勧め、関連の福田心臓・消化器内科に入院となった方が2名いました。
こういったことも当院では出来るので、相談があれば言ってください。

私は「福田心臓・消化器内科」で、心臓リハビリテーションや、心エコーの検査、また「一宮きずなクリニック」から入院している患者さんの様子を見に来ています。 金曜日の午後は、一宮きずなクリニックでは、高知大学の循環器内科から医師が来て診察に当たっています。
同じグループの診療所であり、同じ社会福祉法人「秦ダイヤライフ」も、理事長は福田心臓・消化器内科の理事長(私の父親になります)が務め、私も理事を務めています。
秦ダイヤライフには数多くの施設があり、今後もたくさんの方の利用が予想されています。 一宮きずなクリニックに通院されている方は、施設への入居に関しては、お体の状態などの歴史を診てきているので、よりスムースに話が通りやすいと思います。
どういった施設が自分、もしくはご家族にあっているのか、クリニックに来ていただければ私からの説明や、ケアマネージャーや相談員の方を引き合わせるので、何でも相談してください。

色んな方の縁があって、取材に東京から来ていただき、話した内容が記事になりました。 このような機会をいただけたことに感謝致します。
当院に、記事の内容は置いて、私の診療スタンスを知ってもらおうと思います。
こういった取材をうけるにあたり、自分の医療に対する想いや、使命感、などが確認でき、そういった意味でも取材を受けて良かったと思いました。

香川の医療センターの臨床第一線でやっていた時と、一町医者となった今では、することに大きな違いはあるものの、それぞれの役割があると思います。
私に関わった患者様が、循環器はもちろん、他の疾患でも、健康寿命が伸びるようにすることが、私の役割だと思っています。
今後とも、一宮きずなクリニックは、そういったスタンスで患者様の治療を行っていきたいと思います。 今かかっておられる方、今後受診される方、 皆様よろしくお願い致します。

国の政策から、「診療所でかかりつけ医を作りなさい」となっています。 大きな病院では突発的な救急の患者さんに対して「余力」を残しておかないといけないので、この政策はあながち間違ってはいません。
ただ、患者さん側からみたらどうでしょうか? この政策を考えずに、私が選ぶとすれば、

①大きな病院であれ、小さなクリニックであれ、適切な診断・治療が行われているかどうか

②接遇がきちんとしているかどうか

③自分と担当の医師の相性がいいかどうか

で決める方法もアリだとは思います。 あとは、「超」重症の方を無理に診療所でみていくのは困難なこともあります。
しかし「大きな病院」で一括りにしてしまっていませんか? その病院には得意分野と、全く得意としていない分野があることを多くの患者さんが知りません。 患者さん心理では、「病院に普段かかっていれば、何かあった時に入院させてくれるだろう」というのがあると思います。 ただし、ひょっとすると、その病院では手に負えず、結局違う病院を探すことになることも多々あります。
診療所の良い所は、かかる病院を選べる事です。 担当医も紹介するときに選べます(実際は診療所の医師が良いと思った医師を選ぶことになることが多いと思います)
大きな病院から、そろそろかかりつけ医を、と言われた時は、その病院とも関係性があり、上記①から③に適したクリニックが良いと思います。 とりあえず、ただ単に、薬だけをだすクリニックはやめた方がいいでしょう。
私は香川の四国こどもとおとなの医療センター時代は、かかりつけ医を勧めるときに、「信頼出来るクリニック」を紹介していました。 私が循環器を1年ごと時には心臓リハビリテーションで月に1度みているので、糖尿病科で循環器もみれるクリニックを勧めていました。 理由は、そこの先生は循環器も間違いなく、がん検診をきちんとしてくれているからです。 人柄も分かっているので、凄く近くにクリニックがあっても、そのクリニックを紹介することが多かったですね。

高知市(恐らくですが高知県全体でも?)で、常勤の管理栄養士による栄養指導がうけられる「診療所(クリニック)」は当院だけが登録されています(糖尿病を診ているクリニックでも登録はされていません) 循環器内科の診療所では全国でも「かなり」珍しいのが当院の診療形態だと思います。
私は自身の研究で、糖尿病の新薬を新たに追加するのと同じくらい栄養指導を聴く事、が大事である、という論文を世に出しています。 また「薬を増やしたくない」という方は、年に一回栄養指導を聴く事が、増やさない一つの重要事項であると報告されています。
当院は単なる循環器クリニックではなく、「帯状疱疹」の方や、糖尿病、ピロリ除菌後の方にがん検査をして実際に超早期の悪性腫瘍をみつけるだけでなく、糖尿病だけでなく、高血圧や脂質異常症についても、薬物療法だけでなく、その方にあった食事療法を医師の一言ですますのだけではなく、栄養指導をきいてもらうことでかなりコントロールがよくなります。 例えば、半年間で10kg減量し、HbA1c(という糖尿病の悪さの指標です。高い程悪く、正常は5.5%程度で、6.0%以上だと糖尿病の気があるとされています)が、10%の方が、内服薬を減量しながら、ついに6.2%まで下がった人もいます。 栄養指導がなければ「薬だけが増え」、「糖尿病もよくならない」典型例だったと思います。
他院で糖尿病のコントロールが悪い方が電話で予約していただくと、栄養指導がうけることが出来ます。 クリニックでは唯一なので、気軽にご相談ください。