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一宮きずなクリニック

認知症にならないため、の記事が少ない、と私は思います。

それは、エビデンス(何がいいのか)不足からきています。

認知症専門を謳っている医師も、書けないことでしょう。

これがいい、あれもいい、という単発の論文はありますが、エビデンス・レベルが低いので書きづらい、というのが本音でしょうか。

わかっているのは、脳血管性の認知症を防ぐために、糖尿病、高血圧、脂質異常症をきちんとコントロールしておくこと。 過度の飲酒(具体的にはビール1000mlを一日を毎日)はアルコール性認知症になるということはわかっています。

高知の「酒文化推し」はやめたほうがいいことは自明の理です。

少しのアルコールが「認知症予防」に関してだけは(他の疾患に関しては無視した場合)いい、と海外の報告ではありますが、日本人では不明確です。 だからといって、飲まない人に飲むように勧めるのは論外です。

アルコールハラスメント、が高知では蔓延していますね。


昔、エックスフォージという、ノバルティスという会社が作った血圧の薬のジェネリックの名前が、アムブロです。 ファイザーという先発品を取り扱う会社がこの薬の中に発がん性物質がある、と発表し、この薬を処方している病院や診療所にはかなり問い合わせがあったようです。

アムブロ全てではなく、ファイザーが作ったもの、だけ、です。 やはり、日本でも、「ジェネリック薬品は先発品とは違う薬」という米国の考えを国が言うべきでしょう。
私自身は、エックスフォージは、ディオバンとアムロジンの組み合わせの薬で、先発品の時は使うこともありましたが、ディオバン事件(嘘の効果が統計でみつかった)、や、ディオバンは半減期が短く(24時間ではなく20時間と私は感じていますので、もう7年間はディオバンが入った薬は基本使用していませんので、当院に通院している方は安心してください)
今時、ディオバンをfirst choiceで使う医師は、自宅血圧を綿密に測った医師か、全く考えなしの医師かどちらかです。 もしディオバンが含まれている配合剤や、ディオバンを最初に出された場合はそのクリニックはかかりつけ医にしないほうがいいでしょう。
ちなみに私は、四国こどもとおとなの医療センターで、ディオバンを院内で使用するのをやめるようにして、ミカルディスに変えました。


心筋梗塞や心不全などの心臓病後には約20%の方が5年間で何かしらの癌(胃がんが最も多かった)が見つかることが報告されています。 つまり、かかりつけ医で心臓や血圧、血糖だけみて、癌をみない、またはもう撲滅運動すら始まっている胃のバリウム検査で胃をみるなら、その方は癌でなくなるでしょう。 じゃあかかりつけ医を消化器内科にすればいいか? 検診で絶対にしない心エコーがうけられないでしょう。 そのため、逆算して私はどちらも見えるように大きな病院で2倍働きました。 今も開業医としては異例だと思えるほど学会活動をしたり、論文をかき、講演をしています。

心臓病になるかたは、なにかしら、インスリン抵抗性があり、インスリン抵抗性(糖尿病の予備群の方)のある方に対して胃カメラをすることには、意味がないことなど全くなく、ものすごく良いことなのです。

血管がつまるか、癌か、肺炎か、、、 血管に関しては専門で、癌に関しても研鑽をして、肺炎に関しては四国で初めて地域特性の抗生剤についての論文をだしています。 認知症についても今後はより深く考えていく必要がありそうです。


よく使われる「心技体」ですが、これは逆だと私は思います。 野球で有名な落合博満さんも言っています。 まず体が健康でなければ、いろんな技術や考え方も十分にできず、心が不安になる、と思うからです。 病は気から、も、実際に経験したなかでは、心臓病かも、、、という方に心臓のエコー検査をして、現時点では問題ない、という一言で症状が消失するかたもいます。

医療者にとっては、技術が稚拙であったり、落合氏が述べているように、経験したことがないことは身につかないため、技術の上達は望めないと、私も思います。

私は今までの経験や、超一流の上司から教わったことを、自分で考えて、さらに勉強して、技術を高めていき、クリニックの目標である、「体が健康であること」を第一に考えています。

患者さんによっては、胃カメラなどの検査、採血検査、など、私自身は「最善の手」として、その検査をする理由も詳しく述べ(待合室にもそういった証拠となる書き物を置いています)るようにしていますが、もちろん患者さんが最終的には検査を受けるかどうかは決めることでしょう。 ただ、「この所見があれば、1年後に胃カメラをしないと危険」「肺炎の可能性があるのでレントゲンは必須」「この薬を飲んでいると年に数回採血検査は絶対に必要」ということも事実です。 例えば、腎臓の機能が悪くなっているのに、その機能に沿った投薬をしなければ、薬の副作用がでます。 心臓エコーや腹部エコー、CT検査で見つかった異常な所見をそのままにするのは危険です。

ピンピンコロリ は あくまである日安らかに、という意味であって、「苦しみながら」はイメージしていないでしょう。 心臓疾患が悪くなったり、症状がなくても(むしろ隠れた癌があり、症状があるということは既にピンピンコロリ は無理でしょう)癌検査をしないといけない、と思う次第です。

それが、その場の最善の一手、ならそういう提案をするのが私の役割だと思います。

その提案ができない、しない、のは医師の怠慢、もしくは「知らない」という、ことになります。

「絶対に癌検査はうけない」という方もいます。 そういった方には、勧めませんが、「友人などからした方がいいよ」と言われたらいつでも言ってください、と突き放さないことも重要と考えています。

 


チーム医療、多職種での医療、などこれを否定する気はありません。 ただ、こう行った事例があり、今後どうするか、を、時に患者さんを交えたり、通常は医療関係者だけでカンファレンス(ミーティング)をすることを指すことが多い。

私は、「ほうれんそう」、つまり、報告→連絡→相談 は間違いだと断言している。

起こってしまった事象に対して、相談をされても時すでに遅し、というわけである。 医療は現場では、医師と患者の1対1であり、それは処置をしたり、窓口で患者さんの対応する事務でも同じである。 つまり、チーム医療とは、耳障りのいい言葉だが、それだけでは全く意味がない。 その場で上司に相談することが大事で、報告は後がいい。 そのことについて、カンファレンスでチーム医療として、皆の意見を一致させることが重要なのである。

1対1の力をつけるには、自分自身が勉強することも大事だが、後からではなく、その場でどうするか、を決めていき、より正しい医療を行える個人の技術・知識をつけることが重要である。

これは大きな病院でも小さなクリニックでも同じである。 患者さんが来て、1対1になることがほとんどであることがその証拠である。 その場に、医師と看護師はいることはあっても、事務、管理栄養士、理学療法士、他科の医師が同席することはないのだから。


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