当院ではサービスになりますが、あまりにも採血結果が悪ければ、電話して早めに来院できればしてもらうようにしています。 通常はしないサービスですし、結果の値は個人情報の観点から言いませんし、電話がつながらない場合もあります。

今回、肝障害が強くあり、原因が不明であり、来院してもらった方もいます。 コレステロールの薬が原因なのか、感冒が契機でウイルス感染なのか、、、 来院してもらい、エコー検査と採血検査をしたところどうも、胆嚢結石が一回詰まった後があり、さらに数日前の感冒は症状が似ていただけでコレステロールの薬の副作用も考えられました。

ずっと飲んでいる薬だから大丈夫という訳ではなく、出来るだけ薬は減らした方がいいのですが、心筋梗塞、心不全などを起こした後は、必ず飲まないと予後(長生き度)が悪くなるものあるため、難しいところです。
そのためには、緊急以外での紹介時には紹介状を書かせていただくことで情報の共有や、緊急の場合も当院での治療状況などを情報提供するようにしています。

オベシティとは肥満、パラドックスとは矛盾、という意味です。

心不全の方の10年間の死亡率は、正常体重の方よりも肥満の方の方が低かったという結果はあまりにも有名です。

これは、心不全になった場合に、心臓が使うエネルギー源の問題とされています。

だからといって、肥満になれ、という訳ではありません。 肥満はあらゆる病気の危険因子だからです。

ただ一つ言えるのは、お年をとったら、「肉をたべて」、「筋力をつける」ことが重要です。

筋力を鍛えると心臓の負担が減るからです。 粗食の方がいい訳ではない場合もあるのです。

本日、開業医としては異例の御推挙をいただき、支部幹事として「心臓リハビリテーション学会」に、幹事、座長、演者(開業医では唯一演題をだしました)として出席しました。

座長をするにあたっては、担当するセッションの演題の勉強をする必要があります。

今回の学会としては、「心不全パス」(パスとは、決まった治療を日程を決めてする、ことです)がおもだった気がします。 あとは、学会が推奨する医師主体ではなく「多職種でのカンファレンス(例えば週一回の話し合い)」などが当然のように発表されていました。

心不全パス、については完全に決まった治療をするわけではなく、個別、ケースバイケースでパスの内容を変更するのは当然のことですが、この「パス」にこだわり過ぎるのもよくないかな、と思います。 私個人は、心不全パスに不備があったときに、今後のパスをどんどん変更するべきだと思っています(もちろん、そういったことはされているとは思いますが)

あとは、大病院では、多職種でのカンファレンスが当然のようにおこなわれている時代ですが、私が四国こどもとおとなの医療センターで勤務しているときは、集中治療室にいる患者さんは毎日朝一番にカンファレンスに出ていましたが、慢性期になった心リハをするようになった患者さんに対しての、カンファレンスは意味がない、と思っていましたのでしていませんでした。 それよりも、その日に担当した看護師や、私個人が心リハ中に見回ることで、その日にカンファレンスをすます、ということが、医療者の負担も減らすし、なによりも患者さんへの対応が早くなるからです。 現在もそういったスタイルがいいと思っていますし、診療所レベルではそちらの方がいいと思っています。

よって、ガイドラインは、大病院と診療所のダブルスタンダードがいいと思っています。

なんでも「ガイドラインに書いてあるからそのとおりに」では、ガイドラインが改定されるまで患者さんが恩恵をうけることがありません。 自身で研究をして、日々の診療をアップデートするべきなのです。

先週の土曜日の夕刊に、私が理事を務め、理事長を父親が務める、社会福祉法人秦ダイヤライフの施設の一つ、特別養護老人ホームである「あざみの里」が載っていました。

なんでも四国初が多い、父親がすることですが、今回のすべての個室(あざみに里はすべて個室です)のベッドで、安全確認ができる、というものです。

これは利用者の方の安全をより違った角度から見えるとともに、介護者として働く方の労力軽減にも繋がります。

これを施設すべての個室に入れたのが四国初だそうです。 他は、2ベットだけ、などだそうです。

 

4/14に心臓リハビリテーション学会が香川で開催されます。 私は高知では唯一の評議員であり、学会運営については四国では高知大学教授以外では医師としては1人だけの幹部会に出席します。 そのため、土曜日は前乗りして会議にでる必要があります。 一町医者としては異例のことですのが、逆に大きな病院や大学病院で決める決まり事には、開業医では無理、なことがあるので、そういったことを話せれば、と思っています。

さて、私はそれ以外にも座長(演題発表の司会進行役)や、自分自身で演題をだしています。 その演題が過去2008年に英語で発表した内容です。 心臓リハビリをしていると、モニター心電図をしながら運動をすることがほとんどです(逆にモニター心電図をしない心臓リハビリは意味がない、と思っています)が、そこでわずかな不整脈の出現時に、心臓超音波検査の指標で半年後に心房細動になる10%の人を拾い上げることができる指標です。 独りよがりな指標ではなく、普通に論文でいくつも発表されています。 私のデータで上司が男女差(女性の方がなりやすい)については論文化しています。

心臓リハビリをするには、心エコー検査に精通していないといけない、という発表です。