上記は私の考えです。 至らぬ点もあるかと思いますが、日々心がけていることです。

患者さんにとってみたら(私も専門外(例えば歯科)は十分な治療をできるわけではありません)、医療の分野は患者さんの仕事とは全く違うので、わからないことが非常に多いと思いますので、十分な説明と、今後の展望を伝えるようにしています。

逆に患者さんの中に「医療はサービス業である」と思っている方もおられるかもしれません。 私はこの考えは間違い、だと思っています。

サービスには「召使い」という語源もあります。 医療・介護関係者は患者・利用者の召使いではありません。

サービス業と思うのはその人の考えもあると思いますので、考えを正した方がいい、とは全く思っていません。 ただ、スタッフ(私を含め)に対して、自分の召使いのような振る舞いをする方には、対等な関係、信頼関係を築けるはずもないので、サービス業として診療をしているクリニックでの診断・治療を受けていただく方が、患者さんにとってもいいと思っています。

私も知り合いから聞いた話ですが、なんとなくわかります。 アチーブメントとは、「業績」「達成」という、およそ医療の目的とは似て非なる言葉です。

やたらと広告がめだったり、奇妙な評価がついていたりするクリニックです。

悪いことではないのかもしれません。 ただ、最近感じていた、お世辞にも開業するにはまだまだ修行が足らない医師(おそらく歯科医師も含めて)のクリニックが増えてきている一要因だと思っています。

私自身も患者として整形外科や歯科医にかかることもありますし、当院で他院でどうされて嫌な思いをした、という声を聞きます。

医師(歯科医)も人間ですので、虫の居所が悪いこともあるのは事実だと思いますし、私も今までの同僚の医師や、多くの歯科医師をみてきて反面教師にして、きちんとした説明と態度をとろうと心がけています(偉そうなことを書いていますが、至らぬところも多々あると思います)

私自身は、治療がうまくいく=患者さんときちんとした信頼関係がある、ということが最も大切だと思っていますので、レントゲン、採血結果、エコー検査、胃カメラは説明するために予約枠を削っています。 それくらい、医師の説明は大事だと思っています。
医師の態度が悪ければ、同じ薬や診療をされても、治るものも治らない、という経験(想い)や、虫の居所が悪い医師・歯科医師よりも、その時には悪い態度で接された患者さん側では余計にストレスが溜まっていい結果になりません。
当院ではそういったことがないように、今後も気をつけて参りたいと思います。

これは医学の格言です。 医師であれば誰しもが知っています。 さて低血糖は即命にかかわることがあり、香川の医療センター(四国こどもとおとなの医療センター)で働いていた時に、低血糖で運ばれてくる患者さんの99%は医原性、つまり糖尿病の薬が原因です。
なので当院では低血糖にならないように処方をしています。SU剤という薬で、アマリール、グリミクロンなどです。 どうしても必要、という場合にのみ処方をすることがありますが、非常に稀です。 これらの薬が低血糖に最もなりやすい、ということもあります。

また人間の体は食べたもの、年齢、季節(気候)によって日々状態が変わるなか、「同じ薬で、血糖が下がるからグリミクロンを出し続けろ」という方もおられましたので、理由を説明し、これ以上内服すると低血糖になるので、処方は当院ではできません、また強要するような行為は脅迫罪にもあたるので、診療をやめてもらうようにさせていただきました。

医師と患者は対等であるはずですので、相手を脅迫するなどもってのほかですし、説明を十分にしても、処方されないことに怒って怒鳴り散らす、ことはもはや内科ではみれません。
低血糖になるような処方は当院では絶対にしないのは、大きな病院で低血糖で運ばれてくる患者さんを多く見てきたからです。

という雑誌があります。政治や経済のことが多く書かれており、好きな雑誌です。 コロナウイルスが流行するまでは院内に最新巻を置いていました。 そのプレジデントの特集号で、私が監修をさせていただくことになりました(好きな雑誌で購読までしていたので、夢のようです) どのような企画かというと、自分の子供が医学部を受験したくなるために親がするべきことは? という企画です。 その中の、医学漫画の紹介の部分の監修をすることになりました。 なにはともあれ、医師であり、物書き(というのは恥ずかしいくらいの誤字脱字ですが)の仕事(といっても医学書ですが)をしているなか、知り合った人からの推薦です。 非常に感謝するとともに、精神科、耳鼻科だけでなく、美容整形のことまで勉強することになりました。 面白い医学漫画は医師が読んでも勉強になります、特に最近のものは。
また紹介していきたいと思います。