奇数月の最終日曜日の朝刊に掲載されます。新聞の決まりごとや、その記事内容の独自ルールで、医療機関として他より有利であることは書いてはいけない、や、医療機関への誘致内容(どういうことかというと、当院に来院してください、は駄目、ということです)は記載できない、ということで、私は逆張りで常に一般的なことばかり書いてきましたが、あるときに一回普通のことを書いてみたら(確か、「香川の医療センターでは内科医として様々な経験をし、循環器内科医としてはカテーテル治療、エコー検査の最終責任者であった経験をいかし」と書いたときに、他院より優れているという文章だから駄目だ、となりました。事実ではありますが、頑張らない医者や頑張らなかった開業医はそういう記事を書くことができないのです。 「あいつ、頑張ったって、、、嘘だろう」と言われるのが怖いからです。

新聞記者には医療のことは分からずに小難しいガイドラインなどを見るように添付されたPDFを読んで、実際の掲載をみて、毎回「誘致」の内容にならないのか? という文章を聞いてみたら「グレーゾーンで、大丈夫としている」という回答がきてびっくりしました。 人によって対応を変えているのです。 そこで担当を変えてもらうようにしました。

人によって対応を変える組織、ですが、高知は7-8割以上が新聞は高知新聞を購読している県なので仕方ないですね。

田舎だな、と思うのは良くても、既得利権が激しい閉鎖空間だな、と思う瞬間が最も違和感を感じ、住みにくいな、と思います。

 

割れ窓理論、です。 私は友人に教えてもらいました。 何事にも結構応用できるのでは?と思っています。

明らかに違法駐車を私の目の前でしている人がいましたが、注意してやめてもらいました。 1台停めると、他の人もいいだろう、となるからです。

健康にお金をかけて損はない、と思います。 血圧が高いまま旅行に行っても周りに迷惑をかけるかもしれませんし、何より本人が危険です。 日本は結構恵まれた国ですが、やはり医療費(患者さんが払う)が高い、というのはあると思います。

ただ、米国で私は子供のワクチンを無料でうつ協会のような場所があるのですが、その辺に寝そべっている人がいて、とてもアジア人がいける雰囲気ではありません。 ワクチンの針も使いまわしているのでは? などと邪推してしまうので、そこはやめて住んでいる地域の大きな病院の近くにクリニック・モールがあり、その中の一つにいき、結局当時2歳の子供にワクチンを数種類うってもらいました。 4万円でした。 最初は7万円だったのですが、なんとディスカウント出来たのです。 拙い英語で「家賃とかわらないので、他でうつしかないですね」で、「次回も当院なら4万円にしますよ」と。 もっと安くできそうでしたが、それ以上安くするのも怖いのでそのままの値段で。

ちなみにトランプ大統領は投票でまけるようですが、もともと私の好きな映画「ディアボロス」に出演こそないものの、超セレブの一人、として普通に名前がでてきて、米国人の間では浸透しているような有名人です。 1年でやめるか、4年でメチャクチャ負けるだろう、と予知していた文章が見つかりましたが、その通りになってしまいました。 オバマ前大統領が良すぎたんでしょうね。 別にトランプ大統領が、ものすごく悪かった、というわけではないのですが、オバマ政権時代に留学出来たことは非常に良かったな、と思います。

やや日本の皆保険の良さが理解できた私ですが、割れ窓理論を医療に応用すると、悪いところをほっておかない、ということになります。 貧血をほっておかない、腎機能低下をほっておかない、血圧高値をほっておかない、ということです。

このコマーシャルを11/11に初めて見ました(腹立たしく)

断じて、決して同じものではありません。 有効成分のみ同じように作ったもので、薬の検証もされていません。

私が腹立たしく思ったのは、例えば知事などが、「私も全てジェネリックにしています」 などトップにたって、医療費を抑える努力をしていることをアピールすることすらしていないからです。

高知の公務員が全員ジェネリックにしているのであれば、「医療費を抑えましょう」「安いのでいいです、ただ同じものではありません、人によっては悪くなる可能性もあります」と本音で言うようなCMであればいいでしょう。

医療の素人が「嘘」のCMを垂れ流すので、ジャロに訴えても勝てると思っています。

例えば、血をさらさらにする、「プラビックス」はジェネリックになると「クロピドグレル」になりますが、もともとプラビックス自体が効きにくい人がいて、さらに「クロピドグレル」で、とある病院で血栓症が起こっていることすらしらない素人集団の県のCM作成集団です。 現場の意見を反映しろ、と言いたい。

薬局が勧めてくるのは、点数が県からもらえるからです。 患者さんのためではありません。 もちろん、以前書いたように、「良いジェネリック」もあります。 それは患者さん本人の効果の実感や、医師のもつ経験からしかわからないのに

「全く一緒なので!」とはよく言えたものだと、思います。 まず知事が「これから先、同じ成分ですので、私や私の家族は全員ジェネリックにすることを誓う」とまで言うべきです。 それが出来ないなら、CMなど虚偽で詐欺です。 患者さんに考えてもらうようなCMを作ることに専念していただきたい。

来週土曜日にあります。私は評議員もさせていただいていますので、開催30分前に行くようにしているのですが、、、

なぜ13時に評議委員会があり、13:30開始なのか不思議です。 以前から開始を14時にしてほしい、と要望をだし、2年間はそのようになったのですが、昨年からまた同じ時間帯になりました。

「高知は開業医レベルで遅れている」と、当時私しか開業医ではしてなかったのですが、それなら、開業医が参加できる時間帯にするべきです。 遅れているのは高知の心リハと言っているような心無い発言もありました。 私はすでに香川でしているし、レベルを競うわけではありませんが、開業したときでも、そんなに違いがあるとも思えません。

ちなみに香川の医療センターで私が心リハセンター長で外来も入院も開設したときは、香川では研究会がなく、愛媛にいって演題(発表)を出していましたが、開業医が中心になってしていたので、土曜日の遅い時間に開催されていたので、香川からでも余裕で間に合っていました。

高知の心リハが流行らない理由をもう一度、高知市で初めて外来心リハを開設したものとしては、まずは研究会の時間帯を考え直すべきではないでしょうか?

別に16時開催でもいいはずです。 ちなみに開業医は土曜日午後もしているところがあるので、17時開催でも2時間で終わるのでいいはずです。 14時に開催するメリットが全く私には理解できません。

厚生労働省のQ and Aがありましたので読んで見ましたが

https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/kouhatu-iyaku/dl/02_120713.pdf

正直、Q and Aになってない、と感じました。 読んで見てはどうでしょうか?余計に不安になる内容です。

嘘をつかずに、ぼやかさずに、「先発品とは違うものです。有効成分のみが一緒です」とだけ書き、

「添加物が違うので作用が変わる可能性があります」と書いて欲しいと思います。

「添加物は違いますが、既に先発品メーカーが有効成分の効能は確かめているので、効果は同じです」と書くので、

「えっ? 答えになってない」となるのです。

実際にジェネリック医薬品に変えたら効果がおちた、という質問には

「プラセーボ効果でしょう。有効成分は同じなので、薬による作用はちがいません」

と、、、

私はジェネリック医薬品が駄目、使うと損をする、というほどの立場ではありませんが、

ジェネリック医薬品にも「ピンキリ」があるので、ピンのいい方ならいいだろう、命に関わるような薬はジェネリックにしない方がいい、という立場です。 患者さんの意向も尊重します。 湿布も確かに剥がれやすいですが、それがいい、という患者さんもおられます。 ただ、フランドルテープ という透明な心臓をまもる貼り薬が、妙なシップみたいな白い布に変えられて、一斉に胸痛があった、という時に、「この薬は先発品がいいし、このジェネリックメーカーは、キリ、の駄目なやつだ」と実感しました。

お金で健康に差が出る、ということに憤慨しています。