健康になりたい、体重をおとしたい、でもどうすれば? 基本は自分の食べる量を減らすカロリー制限です。 ただ、必要以上のカロリーを制限してしまうと、脂肪からだけではなく、筋肉も減ってしまい、リバウンドの原因となります。 そこで巷で流行っている、糖質制限、という考え方が出てきています。 私は理にかなっていると思いますが、制限しすぎるのもまだよくわかってない以上、勧めるレベルではないのかな、と思います。 非常に考え方はシンプルで、糖質を取らなければ、体が動いたり、考えたりするのに必要なエネルギーが糖から内臓脂肪の脂肪のケトン体に変わるので、カロリーは制限せず、むしろ必要カロリーは必ず摂取し、筋肉が減るのを防ぎ、代謝はよくしたままで痩せた方がいいだろう、という考えです。

この筋肉を減らさずに、というところが私はいいと思っています。 私自身、研修医の頃、15kgを1週間で痩せた経験があり(スポーツ飲料のみ飲んでいました)、メガネ→コンタクトに戻す、当直(とは言えない責任が少ない副直)を2日に1日することで、病院にすむことになり髪がのびて、手術着で病院のサンダルで歩くようになり、「誰?」と言われました。 医学部6年生では部活が終わり、運動をしなかったので、10kg太ったのですが、当時のメモ(レコーディングとも言えます)をみると、ほぼポカリスエットか、コカコーラ、たまにチョコレートだけをとっています。 その結果、60kg台(ちなみに身長は175cmです)まで下がりましたが、筋肉が落ちてしまっており、maxのベンチプレス90kgだったのが、今は65kgがぎりぎり上がりません。

カロリー制限で体重を落とすのは、基本だと思いますが、偏ってはいけないと思います。 事実私自身は痩せた後、多発生胃潰瘍をおこしており、吐血(夜中でした、ので、次の日から働いていました、医者としては最低な行為ですね、ただ自分がどうしても働きたかったのでそうしてました)したこともあります。 タンパク質が少ないと、出血傾向になる、という論文を2年前に自分自身で書き、それらに対する論文も読み漁り、当時はまだ20代で若かったからできた特殊な減量法だ、と思っています。

最近、いろんな医者で共同執筆する中で私が書いた文章から、編集の方が非常に優秀で、「これはレコーディングなので、それを表にして読者に読んでもらいましょう」となりました。 私は、きずなクリニックで栄養指導をするために1週間どんなものを食べたかを記録してもらうように栄養士がしていると、自然と栄養指導のときまでに体重は減り、糖尿病もよくなっていることが多いことを書いたのです。

こういった、レコーディングは非常に大事だと何人もみてきて思います。

https://www.med.or.jp/forest/health/eat/01.html

である程度の自分に適切なカロリー数を計算したうえで、食事のレコーディグ、そこのプラスして、何歩歩いたか、を記録してみてはどうでしょうか? 体重が落ちないのは、ここに原因がある、と自分でわかるかもしれませんね。

当院院長は、医療法人大和会と、秦ダイヤライフの理事を務めています。 どちらも理事長(創設者)は父親の福田善晴医師です。 社会福祉法人の秦ダイヤライフの、「ダイヤ」は、ゴールド(金)、シルバー(銀)よりも素晴らしい輝いた人生を、との思いを込めてつけられた名前です。

本日は救護施設の最終の打ち合わせに、土曜日診察後に行ってきました。

一宮の方はご存知かもしれませんが、一宮中学校の横にある、「絆の広場」という特別養護老人ホームがあります。 その横に救護施設が作られました。 本日は一般の方も内部がみられるようになっていたので、15:30より打ち合わせを最終段階でしました。

一般的に「セーフティネット」と呼ばれる救護施設ですが、日本で最も住み心地のいいものを作る、という、父親の信念で内部は素晴らしいものとなっています。

高知にこういった素晴らしい施設があることは私を含めた県民の「誇り」だと、私自身思っています。

「高知は酒が文化で、いくらでも県民が消費して、経済の活性化をしないといけない」という人がいました(ちなみに私は酒を飲み会でも絶対に飲みません)
私は大反対です。 飲みたい人が飲めばいい、医師の視点からアルコールが良いわけはない、アルコールはむしろ「高知県では飲まないほうがいい」というスタンスを推奨した方がいいと思います。 飲み屋をしているひとや、お酒に関わる仕事をしている人は経済的に困るかもしれません。

ただ、間違った文化を継承するのが正しい、と思っている県民が多い、その県民性を正さなくてはいけない、と思っています。

高知は、「福祉」の分野が素晴らしい、という県だと、「お酒が美味しい」よりも、仕事も増えるし、栄えると思っています。

を25年前に予想した雑誌が「ニュートン」 徳島大学の医局の先輩である、現在は香川白鳥病院の不整脈科で勤務されている日浦先生からおしえてもらった雑誌です。 「これは読み終わったから置いていくよ、興味をそそられるよ」と置いていった。 その影響で今のクリニックには「ニュートン」を置いています。 最近は「不眠症」「認知症」などのこともありますが、「宇宙の法則」「ヒモ理論」なども書かれています。

ちなみに3000年の人間は、自分では動くことが少なくなり、下半身は退化してほぼ歩けないが機械を利用して移動する、左脳が発達して右脳は退化するので、頭蓋骨が非対称になる、という記事でした。

私は「未来を予測する」ことは非常に大事だと思っています。 できるだけ待ち時間を少なくする工夫はしていますが、クリニックに「ニュートン」を置いてあることはまずないと思いますので、手にとって見てみるのも面白いと思います。 一度手を伸ばしてみてください。

私は、「一歩踏み出すこと」だと思っています。 不安な気持ちを解消するためには、何かをすることが大事だと常に思っています。

では、安心を得るためにはどうすればいいのか? それは常に最悪のことを想定することだと思っています。

医師はそういった考えで、自分の技術を高め、最悪の事態について勉強しているものだと、自分に言い聞かせています。

しかし1年前私個人と関わった企業は、一歩踏み出すこともせず、最悪の事態も想定しない会社でした。 こういった企業は何を考えているのか不思議です。 おそらく潰れるでしょう。 高知ではやっていけない会社だと思います。 不安要素ばかり抱えている企業と契約する人などいないからです。

医療はサービス業ではありません。 それを踏まえた上で、招待客として出張先のホテルに泊まった時のことことですが、部屋の不具合があり、シャワールームで私が怪我をしました。 そのことを23時だったのですがフロントに伝えると、早急で誠実な対応がなされました。 私が思っていた以上のことをしてもらったので、かえって恐縮してしまった次第です。 「ホテルマンとしてマニュアルなどがあるのでしょうか?」と聞くと、「いえ、マニュアルは限られていますので、今回のように予想できないことがあれば、考えるよりお客様にとって何が最も適切な対応かを考えるよりも先に行動にでるように、体に染み付いています。 それよりもこの度はすみませんでした。 今後不具合が生じないように気をつけるように徹底します」ということで、私は、ホテルの不具合で怪我をして怒る、という感覚はまったくなくなり、むしろ感動して、今後もそのホテルに泊まりたい、と思いました(ちなみに招待客でなくても、当然同じ対応を必ずする、ということでした)

高知の企業はサービスが非常に迅速で人情味がありますが、私の経験ですが、高知にきている大企業(の一部だとは思いますが)全く責任感がありません。 我々町医者も高知の企業と言えますので、患者さんのことに責任をもつことが大事だと思って日々診療をしています。

医療とホテルのような「商売」とは全くことなるので、一概には言えませんが、学ぶべきこともある、と感じた次第です。