その人の有酸素運動の持続時間、強度がわかるのが「心リハの専門」の医者です。

10分くらいなら大丈夫そうだ、エルゴメータ(その場で動かない自転車)で20wattなどです。

ちなみに、基準は臥床できて、(入院の)自室のトイレにいける方が、0watt漕げます。

自著、「恋する心エコー」に載せています。

当院では、外した時に説明することは避け、解析をした後に来てもらうようにしています。

実際にところは、その日に解析ができる、高額なソフトで解析をしているので、今後は体制を変えるかもしれませんし、外した時にしか聞けない、という方にはその日に説明していますが、やはり解析時間をもらった方がいいと考えています。

なぜなら、見逃してはいけない2つの不整脈があるからです。 脳梗塞を起こす「心房細動」、と、突然死になる「心室頻拍」です。 これらを検知することができるソフトで、善通寺病院時代のソフトとは雲泥の差で、検出力の強さにびっくりしています。

基本的には24時間で、脈拍ではなく心拍数が8-12万回がいいところだと思っています。 平均の心拍数は60-80くらいがいいのですが、正常は50-90とされています。

不整脈の数ですが、3万回以上あれば心臓に負担となっているので、症状がなくても原則治療が必要です。 1万回以上であれば、医師の判断によると思いますが、10回に1回心臓がからうちしていることを考えれば、強い不整脈の薬ではなく、サプリメントのような薬で様子を見てみるのもいいと思います。 医師によると書きましたが、1万回以上の不整脈の出方、出る時間帯、などによって変わる、と書いた方がいいですね。

生活の質を妨げる症状があり、その症状が不整脈の時間に一致していれば治療の対象です。 この場合は治療、薬を途中で中止できる場合がほとんどです。

若い頃や中年の頃に、胃切除をした方は、食事が直接小腸にいくので、インスリンが急激にでて、低血糖を起こします。 そのうち慣れて来て、食事回数を5回にしなくても3回で大丈夫になってきます。

しかし、老年期に突然、同じような症状で低血糖でくる患者さんがおられます。

糖尿病ではないけども、糖尿病の予備軍であっても、インスリンが血液中に高い状態になってしまっているので、あたかも昔のいきなり小腸に食物がきた状態と同じく、インスリンが高値になりやすい、という格言です。

もちろん、ならない人もいます。 ただ、胃切除後の低血糖では上記を考えないといけません。

日曜日に、不定期ですが、年に3−4回開催される研究会に朝から夕方までですが、休憩も挟みながらですが長時間あります。

ちなみに、米国では、「エコー・ハワイ」といって、遊びながら、楽しみながら、心臓超音波検査を学ぶ、という学会に準じた会が昔からあり、数年前から、徳島大学主催の、「エコー淡路」というものが日本ではあります。 これも学会に準じたものです。

何事も楽しみながら勉強しないと、身につかない場合もあります。 とくに長時間だとそういった傾向があると思います。

ちなみに金曜日は、低血糖を起こさないための糖尿病治療の研究会に出席予定です。

言い切った医師はあまり見かけません。 私自身は非常に危ない薬だと思っていて、他院で内服中の方が当院にきたときは離脱を試みます。 SU剤とはアマリール、グリミクロン、ダオニールの3剤だけです。

どの医師も使わない、と言うようですが、実際は使われています。

2019年現在使用はしてはいけないのでは? と思っています。

より安全な薬がでて、インスリンも良くなり、糖尿病治療において治療手段は私が医師になったときと比べ、180度変わりました。

長年飲んでいた、という方に対してもやっと違う薬にでき、コントロールも良好、となったのが、丁度1年前です。