一般的には「良い」とされていますが、実際のところ、どのような運動がいいかは実はハッキリしていないのです。 なかには、手の運動をするといいかもしれないや、運動療法と「ヨガ」のどちらが良いか、など「運動すればするほどいい」とは言えないのが現状だと思います(2018)

ただ、単調な運動よりは、普段しないような運動が、認知症「予防」にはよいとされていますが、すでに認知症と診断されている方に関しては、どの程度の運動がいいのか、現在研究中というのが実際のところだと思います。

医学にはまだまだ不明な点があり、その人その人にあった治療や運動療法がいい、と現段階では言えると思います。
例えば、米国と日本では、アルツハイマー型認知症の進行とともに「単語」が明らかに減ってくるのですが、日本人では文章としての能力が比較的保たれ、米国では、文章として喋れない、という日常診療における違いが報告されています(2018)
つまりなんでも、海外の真似をするのがいいわけではない、ということです。 英語と日本語の違いは当然あり、日常の診療で、診断のつけやすさに違いがでる可能性があるからです。

認知症になってからでは遅い、と思う次第ですが、前回に書いた以外にも若い頃に以下のことをしていれば、60歳以上になった時に認知症になりやすいことが分かってきています。

1.アルコールを多量に飲んでいること

2.心臓・血管疾患をおろそかにすること

です。 どちらも何となく分かっていただけると思います。

私は、高知の酒文化は良くないと思っています。 認知症という疾患でも分かってきています。
ぜひ、上司などから、返杯じゃきに、と言われたら、強く断った方がいいでしょう。

もうそんな上司はいないと思いますが、強要するある一定以上年齢の方は、自分のしている行為が、将来の高知県のためになってないことを知ってほしいと思います。

早く、高知が酒文化に頼らない県になってほしいと思います。

1年半前から依頼を2冊うけ、御監修やお世話になった先輩、後輩の教えをすり合わせながら、私自身の経験を書き、仕上がりが近そうです。 流行り廃りではなく、2013年、2015年に書いた本(全て、今回も、自己満足の自費出版ではありません、さらに印税は全て義援金にしています)もそうですが、医学の普遍性を書いています。
そして、2013年はおそらく世界初の推理小説調で萌え要素が入り、恋愛ドラマ、高知旅行記をいれた医学書となり、沖縄中部病院という、日本でおそらく最も研修医が過酷な(過労死したことで有名、でも人気)病院の循環器の先生から、教科書代わりに使っている、とおっしゃっていただいて嬉しい限りです。
今回の本もそのようなみんなの役に立てて、被災者の方にも役にたてる本になるように、と思いながら、やはり、世界初の叙述トリック(叙述トリックマニアとしても、おそらくこれが初めての叙述トリックだと思います。編集者から、もはや小説として別に売ったほうがいいのでは?というレベルになってしまい、だいぶ削らなくてはいけませんが)を取り入れて、一気に読めるように工夫してみました。
クリニックに来年の早い時期には置けると思いますので、見に来てください。

高知県でもいよいよ流行ってきたインフルエンザです。 当院は昨年、高知新聞社に寄稿した、咽頭所見も重要視しながら、インフルエンザ迅速判定キットをもちいて診断しています。

インフルエンザ予防のワクチンを打っても、血管内の抗体しかできませんので、感染する口の中などの抗体はできないのです。 つまり、ワクチンを打っても「インフルエンザにかかる可能性は同じ」ということです。 重症化(時には死亡も)しにくくするためにワクチンは存在します。

さて、ワクチンをうつと、熱があまり上がらなかったりして、自分でこれは普通の風邪だろう、と思う人もいるでしょう。 もし持病が高血圧だけだとしても、クリニックにかかってください。 持病が高血圧で、冬の風邪で心不全、は非常に多いのです。

また、市販の薬のなかで、アセトアミノフェンだけの薬はドラッグストアにあまり売っていないため、インフルエンザの時に使用してはいけない薬が多いので、必ず診断を受けたほうが自分のため、また周囲の人のためになります。

この12月から2月末、3月初旬の感冒は、あれっなんだか変だなと思ったら「すぐに」来院をしてください。 インフルエンザで肺炎になると、病院は入院をさせてくれなかったりする場合が多いので、クリニックレベルで早めに治療して、自宅で治療できるようにしないといけません。

偶然、CT検査で異常がみつかることがあります(ちなみに米国では、ほとんど、肺がん検診ではレントゲンではなくCT検査、そして胃の検査でバリウムは使用しません(胃カメラだけです))
そういった病変に関しては、一般的に放射線科では、3ヶ月後に異常(変化)がなければ、そこから6ヶ月後、その後は1年後に問題なければ、その部分に関しては卒業というのが流れです。

また、心エコー検査で異常があったり、肺にダメージが加わる可能性がある薬剤を飲んでいる方、聴診で間質性肺炎(肺胞という呼吸をする場所の中間にある組織の異常)が疑われるとCT検査は必須です(採血検査で主に、KL-6で経過をみます)

間質性肺炎は時に急激な症状が出る場合があるので、聴診がいかに大事かが医師になるとわかります。

心臓の聴診だけでは足りない、ということです。