高血圧もですが、糖尿病もそうです。インスリンを当院では外来で導入できるようにしています。インスリンを使えないなら糖尿病の治療経験がない、と言っているようなものです。 低血糖にならず、治療のモチベーションを高め、食後血糖に気を使う治療を常に考える必要があります。 63日処方がされており、飴をなめると頭痛がなおる、という明らかに低血糖の方が当院に来られました。 HbA1cは5.8%でした。 10年前なら5.4%という数値です。 その医師は糖尿病専門医のようですが、もうその資格は必要ないですね。 向いてない。 資格をもっている、のと、ちゃんとした治療をする、のは全く違う時代になってきました。 それは誰もが専門医をもち開業するので、専門医の価値が下がるのです。

例えば、DPP-IV阻害薬という食事によってインスリンのの作用がまし、グルカゴンという血糖が上がるのを防ぐ薬には7種類の薬がありますが、クラスが3つに分かれる、くらいは医師の常識として知っておかなくてはいけません。 またSFLT-2阻害薬という尿に糖をだす薬(スーグラ を出されたらそこはやめましょう)には5種類(スーグラ 除く)ありますが、フォシーガ、カナグル、ジャディアンス以外の薬をだすにはそれなりの理由が必要です。 例えばルセフィは副作用として皮膚障害が少ない、デベルザは半量でも効果がある(ただし体重減少は半量ではない)という報告がある、などです。

アマリールも出されそうになったら「No」と言える患者になりましょう。 低血糖製造薬です。 もう絶滅したかと思えば結構だす人もいるな、という感じです。 おそらくスーグラ もアマリールも高知だけでしょう。 医療が遅れているのです。 はっきり言います。 県外、特に東京などの専門医と話していると高知の現状を恥ずかしく思います。

クレアチニン・クリアランスという腎臓の機能を計算せずに、中毒域の薬をだされている場合もあります。 また75歳をこえて、メトグルコをだす人(医者)もいます。 またメトグルコは最低でも1日1000mg飲まないと意味がなく、副作用だけがでるのですが、750mgだしたり、500mgだしたり(最初はいいのですが、出し続けるのは問題外)するのは、何をしたいのだろう、本気で治療されてないな、と感じます。

あとは、糖尿病の薬も高くなって来ました。 金銭面のことも大事だと私は思っています。 処方するだけ、ではなく、そういったことも相談にのる雰囲気作りが大事だと思う次第です。

留学時に基礎研究を学びに(もちろん日本でもできますが、海外に住む、ということと同時にしたかったことです)行き、そこで例え血圧が高くてもアルドステロンなどが少ない遺伝子操作されているマウスは心臓、心臓を栄養する血管、大動脈、腎臓の組織や動脈を色をつけて顕微鏡でみると明らかに臓器障害がおきてないことがわかります。

血圧を下げることも大事ですが、アルドステロンというホルモンが多量に分泌される場合の高血圧にはARB(やACE-I)が向いていますし、心不全なら8月下旬に処方ができる「エンリスト」という薬がいい、というのを「実感」しました。

その患者さんにあった薬を投与しないといけません。 なんでもARBなら同じ、ではありません。 自宅血圧で夜の血圧を知らずにディオバンは意図がわかりません。 夏になり、臓器保護は守りつつ尿酸が高いなら尿酸も低下させるニューロタン(やアバプロ)は良い選択です。 とりあえず現存高血圧、という情報だけなら、ミカルディスがいいと思っています。 もちろん色んな論文があるブロプレスや、血圧低下作用に優れるオルメテックも悪くはないですが、その人にあった、また時期によって容量なども変更することが重要です。

10年間、病院血圧だけ測定し、アムロジン2.5mgだけ処方されているかたが初診でこられ、自宅血圧を測定すると160-170の人がいて、これは、、、と思った次第です。

私は大病院に紹介するときに人を選んで紹介するようにしています。 大きな病院だから誰でもいいわけではありません。 自分が大きな病院にいたので、当然そんなことはわかります。 最も優れた医師に自分にかかってもらっている患者さんを診てもらいたい、と思っています。 また私自身も大病院から選ばれるように研鑽しないといけないな、と思っています。 大学病院や大病院にいるときに、この開業医の先生では駄目だ、というのが実際にあったので。

大阪に車でいき、知人と食事をして帰ってきたそうです。 私自身は、人のプライバシーのことですし、四国アイランドリーグの選手は県外の人もいるので、大阪に用事があったのでしょう。

問題は、「県が不要不急のこと以外で、県外、とくに都会にいって、そこで飲食を知人としないように」と強く言っていなかった、ことが問題だと思っています。 選手や球団、診断をした病院?クリニック?に罪はありません。

どうも高知県は output するのが苦手(とうことは情報を仕入れるinputも苦手)のようで、コロナ対策の予防措置に関して、なにもしない、遅れ、ばかり目立ちます。

感染症対策を十分にした上でなら、県民も納得すると思いますが(私の考えです)、それが徹底されていない無法地帯の高知県は今後広まっていく可能性もある。 第二波は都会だけかと思っていましたが、県策が悪いせいで、高知も第二波がくるかもしれません。 本日中に早急な対策を打ち出すようにしないと、もう知事交代の機運も高まってきそうです(高知新聞の社説でも良いように書かれていません、尾崎知事のときはありえないことでした) 少なくても再度の当選は見込めないかもしれません。 おきゃく、をしている場合ではなかったのです。

本日は、予約をしても意味がない、という言葉通り待っていただいた方もおられ、本当に申し訳有りません。

一宮地区で予約制にしている診療所は当院だけなので、余計にそう思われる方もいると思います。

実際は予約の方はより早く呼んでいるので、意味がないことはないのですが、今日みたいに「状態が悪い人で病院に紹介しなくてはいけない」という方が3人ほど初診でおられると(実際に紹介になったのは2人で、1人は外来通院で、となりました)、検査に時間もかかってしまう、というのが本当のところです。

県外の歯医者の友人になんで歯医者は待たせないの?と聞いたことがありますが、「その場で完結しなくてもいいから」だそうです。 内科医の場合が、痛い、息苦しい、胸痛がある、などの場合、その原因を突き止め、症状を取らないといけません。 その場で完結しないと次の人を見えないのです。 診察する時間を早めたり、診察室を2つ作って効率を良くしてはいますが、普通に時間通りに呼べる日もあれば、今日のような日もあります、それは完全予約制ではないため、です。 私自身、完全予約制にしないのは、いつもかかっているところが、責任をもって「咳」をとめてもらいたい、と思うからです。 例えば歯医者でも違うところに行きたくはないので、完全予約制の歯科医院にはかかりません。 いざというときに役に立たないからです。

今現在、予約枠を検査が入っているときは少なくしたりしています。 医者は一人の診療所であるため、限界はあると思います。 100%の時間ぴったり、とは言い切れないのが、どの診療所でも完全予約でない場合は言えないと思いますが、なんとか策を考えながら診療していきます。 本日は申し訳有りませんでした。

東京では非常にコロナウイルス 感染者が増えています。 8月から他県をまたいで旅行をしよう、という政策があるのはご存知の方も多いと思いますが、少し考えてからの方がよさそうですね。

今高知県では新たな感染者がいないのですが、やはり他県との行き来が普通に行われるようになり、過敏になっておられる方もいます。

実際のところ、「コロナではないか?」ということに関して、「コロナウイルス による、肺炎の確率は極めて低い。感冒、つまり風邪ですね、ただ、肺炎はなくても、感染しているかどうかは誰しも言い切れません」ということになります。

実際問題、その辺を歩いている人が感染者である可能性もあるのですが、今高知県ではその可能性も東京などの比べると非常に低い。

ニュースでもしていましたが、PCR検査は確実なものではなく、また迅速キットは現段階では全くあてにならないという報告があり、当院では今は実施していません。 PCR検査を受けたい人、つまり、コロナ感染していて、周りに迷惑をかけてしまうかもしれない、また自身が危ないかもしれない、というストレスを感じていたりする方は、実費(自費)で2−4万円で、保健所でうけれるようにしてもいいかもしれませんね。 問題点もあるかもしれませんが、医療機関からは、問題ない人をコロナのPCRをした方がいい、とは言えません。

今後の課題ですね。